第26話 FUEL特別企画① ピンキーダイナマイト狂喜乱舞!ポロリもあるよ!大水泳大会
9月下旬、ピンキーダイナマイトはめっきり利用客が居なくなった市民プールを貸し切って、先のファンミーティングで決定した水泳企画を実施する事になった。メンバーはFUELに対してHP上で参加費2000円で募集を募り抽選で選ばれた30人を招待していた。FUELは男性24人女性6人が集まった。明日香はこの日の為に以前高知の放送局でお世話になったプロデューサーにお願いし、カメラマン2人と照明さん、音声さんなどの撮影隊とカツオ君を実況役で呼んでいた。メンバーは全員自分のカラーのスクール水着を着てFUELに喜んで貰おうと準備していた。奈緒は赤、明日香は黒、沙也香は緑、ささもっちゃんは黄、友子は青、まゆみは白の色分けだった。そして、第1回ピンキーダイナマイト水泳大会は始まった。
カツオ君「さぁ、やって参りました。我、高知県が誇る伝説に為りつつあるアイドルグループ、ピンキーダイナマイトのFUEL主催、第1回水泳大会が幕を切って落とされました。司会は私、高知のいごっそう事カツオ君でございますよぉ~!そして、お隣はこんかいFUELとして大会を企画しました、46歳コンビニ店長得意料理はカレーチャーハンピラフの山崎さんで~す」
山崎「宜しくお願いします」
カツオ君「そして、プールサイドには早くも今回の為に集まって下さったFUELの皆さんで~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!!」
カツオ君「皆今日はピンキーダイナマイトの水着が見たいか~?」
FUEL「うぉぉぉぉ!!見た~い」
カツオ君「もう既に昇天しているFUELもいるみたいですが、早速ピンキーメンバーを呼んでみたいと思いま~す。まずは、自慢のヒップラインに磨きをかけ、超絶テクのメイクで大変身した高校3年生リーダーの明日香ちゃんで~す」
FUEL「明日香、明日香、明日香、明日香。うぉぉぉぉぉ!!」
明日香「明日香で~す。今日は貴方達を悩殺しちゃうぞ♡」
カツオ君「いや~いつもの女帝姿とはまた違ったお姉さん系のメイクでキャラも大きく軌道修正されていますね~山崎さん?」
山崎「そうですね。明日香さんは萌キャラになろうとする癖がありますからね」
カツオ君「なるほど。次に行きましょう。続いては同じく高校3年生のキックボクシングで鍛えた肢体はエロさMAX!隠れた美乳と共に今日も恥らって参ります。沙也香ちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉ!!今日も恥ずかしそうにしてるぅ~!」
沙也香「うるさいなぁ~。ホントに何で緑スクなのよ♡」
カツオ君「いや~恥じらいの女神と言うべきでしょうか。さて続いてはこの人です。ピンキーダイナマイト人気は奈緒ちゃんに続く第2位を常にキープ!コクのある笑いとキレのある狡賢さは誰にも負けない妹系とんこつしょーゆ味ささもっちゃんで~す」
FUEL「きたぁ~ささもっちゃんだぁ~!」
ささもっちゃん「今日はウツボ君司会という事でハイテンションですぅ~♡」
カツオ君「……。いやはや、ささもっちゃんにはウツボ君という先制パンチを喰らってしまいましたが、紹介を続けましょう。ピンキーダイナマイトに主体性の女神降臨です。我が我がの精神が今日も勝利を呼び込むのか?自分好きの代名詞、友子ちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉ!!出たぁ~自分好きぃ~」
友子「ナルシストはストレス社会に強いのよ♡ドジョウ君」
カツオ君「……。なんで私はぬめり気のある動物ばかりに例えられるんですか。さて、今度の人で癒されるのか?ご期待ください。その可憐な容姿とアンバランスなEカップボディーを併せ持つ癒し界の大天使の降臨です。クジラをこよなく愛するまゆみちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉ!隠れ巨乳だぁ~」
まゆみ「今日は宜しくお願いしますね♡」
カツオ君「そして、お待たせしました。この人おいてはピンキーダイナマイトを語れませんねぇ~。愛と正義の雷弾は今日も炸裂するのか。高知が育んだ生命界きっての最高傑作!!生まれて来てくれてありがとうあなたのDNA!!ご存じ、奈緒ちゃんの登場で~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
奈緒「今日は皆、奈緒のHカップ魚雷に沈まないようにね♡」
カツオ君「もう私、仕事そっちのけでマッコリをもっこりしながら飲んでもいいんじゃないでしょうか?と思うぐらいの衝撃波ですねぇ~?山崎さん」
山崎「そうですね。青少年になっちゃったね。この後は第1競技100M自由形競泳がありますね」
メンバーそれぞれの解説が終わり、第1競技100M競泳に話は移った。
カツオ君「それでは第1競技に参りましょう。第1競技は100M自由形競泳です。まず、第1のコース、明日香ちゃん!」
FUEL「うぉぉぉ!!明日香~いいぞ~」
カツオ君「第2のコース、沙也香ちゃん!」
FUEL「うぉぉぉ!!沙也ちゃ~ん頑張れぇ~」
カツオ君「第3のコース、ささもっちゃん!」
FUEL「うぉぉぉ!!出たぁ~ささもっちゃんだぁ~」
カツオ君「第4のコース、友子ちゃん!」
FUEL「うぉぉぉ!!出たぁ~自分好きぃ友子~可愛いぞ」
カツオ君「第5のコース、まゆみちゃん!」
FUEL「うぉぉぉ!!ミルキーまゆみ~」
カツオ君「最後に第6のコース、奈緒ちゃん!」
FUEL「うぉぉぉぉぉぉ!!行け行け奈緒ちゃん負けるな奈緒ちゃん~」
カツオ君「それでは、山崎さんスタートの合図をお願いします」
山崎「行きますよ。よ~い、バンッ」
メンバー6人は一斉に飛び込んだ。
カツオ君「今一斉にスタートしました。自由形競泳ですが、おっと、ささもっちゃんいきなり腹打ちだぁ~!!」
山崎「お腹から行きましたねぇ~」
カツオ君「ささもっちゃん以外の5人のデットヒートとなるのか。いやしかし、1番に躍り出たのは奈緒ちゃんです」
FUEL「うぉぉぉ!!奈緒ちゃん凄いぞぉ~」
カツオ君「奈緒ちゃんお尻が少し食い込みながらも激しい泳ぎで圧倒的差をつけます。その後を遅れて、沙也香ちゃん、少し後を友子ちゃんが追いかける展開です」
FUEL「うぉぉぉ!!良いよぉ~沙也ぴょん。負けるな友子~」
カツオ君「さらに遅れて明日香ちゃん、その後をまゆみちゃん、そしてあっと、最下位は立ち止まりましたささもっちゃんで~す」
FUEL「明日香、明日香。ミルキー頑張れ!。ささもっちゃん諦めないでぇ~」
カツオ君「そして、奈緒ちゃん1位でフィニッシュ。さらに遅れて沙也香ちゃんも今ゴール、友子ちゃんもゴール頑張りました」
FUEL「うぉぉぉ!!奈緒ちゃん1位おめでとう。沙也ちゃん2位惜しいなぁ~。友子3位やるじゃん!」
カツオ君「明日香ちゃんと追い上げてきたまゆみちゃん激しいデットヒートですが、軍配は明日香ちゃんです。明日香ちゃん勝ちました。まゆみちゃんよく頑張りました。そして、最下位ささもっちゃん1人バタ足のみで泳ぎ切った」
山崎「ささもっちゃん頑張れ!」
カツオ君「それでは、改めて表彰したいと思います。1位の奈緒ちゃんにはFUELより豪華賞品が贈られます。商品はこちら、最新式自動洗濯機洗うんですです。」
奈緒「えぇ~良いんですか?洗うんです欲しかったんですよ」
カツオ君「洗うんですはドラム式の次世代を担う存在ですからね。洗って下さいね」
奈緒「ありがとうございます♡何を洗おうかな」
カツオ君「惜しくも2位でした、沙也香ちゃん。どうです敗因は?」
沙也香「奈緒ちゃんに勝てる訳無いでしょ。奈緒ちゃんはズルいですよ。出ちゃ駄目です。洗うんです下さいよ」
カツオ君「駄目です。さて、3位になって健闘したのは友子ちゃんで~す。おめでとう」
友子「嫌です。洗うんですはうちも欲しい。金が良いですぅ~」
カツオ君「……。どっかで聞いたような、でもいいや。友子ちゃんでした。そして、4位5位は明日香ちゃんとまゆみちゃんです。2人は終盤デットヒートしてましたが」
明日香「そうですね。まゆみちゃんは可愛いけど私の可愛らしさが勝ったみたいな~」
カツオ君「……。まゆみちゃんは?」
まゆみ「はい。明日香先輩何か古いですよ。私は悔しいですね。とほほ」
カツオ君「良かった。ミルキーファンも落ち込まないでねぇ~」
まゆみ「落ち込まないで下さ~い♡」
明日香「あんた等落ち込むなよ」
カツオ君「そして残念ながら最下位はささもっちゃんとなってしまいました」
山崎「惜しいぜ。ささもっちゃん」
ささもっちゃん「私、泳ぐの嫌い。シャーナーマークイ!」
山崎「怒っているんだね。ささもっちゃん?」
ささもっちゃん「シャーナーマークイ!、シャーナーマークイ!!」
カツオ君「怒っているささもっちゃんには何をあげれば良いんですか?」
山崎「それはコレです。ご当地ゆるキャラ、バッタもんです。ささもっちゃんどうぞ」
ささもっちゃん「バッタのゆるキャラバッタもんだぁ~!嬉しい!!山崎さん好きよぉ~」
カツオ君「……。まぁ、ささもっちゃんの機嫌が直ったという事で続いての競技に参りますよ」
FUEL「うぉぉぉぉ!!次はなんだぁ~」
カツオ君「次に競技はこちら。浮島戦だぁ~」
FUEL「うぉぉぉ!!出たぁ~」
浮島戦と言うのはプールに浮かべた浮遊物の上で、制限時間内に何人上がれるかを競うゲームである。
カツオ君「この浮島戦は6人のメンバーにそれぞれ5人のFUELを選んで頂きまして、それぞれチームとして戦って頂きます。6人は前へ来て、ジャンケンして好きなFUELを選んでくださいね」
6人「ジャンケンポン」
ピンキーメンバーはそれぞれ好きなFUELを指名し、6チームが出来上がった。
カツオ君「それではまずは先程最下位だったささもっちゃんチームからで~す。ささもっちゃんスタンバイ出来ましたか?」
ささもっちゃん「OKですぅ~」
カツオ君「それでは行ってみましょう。ささもっちゃんです。ピー」
ささもっちゃん「いくぞぅ~、ひゅ~」
____ドボン
カツオ君「おっとささもっちゃんいきなり浮島から落ちてしまったぁ~。これは失格です。0ポイント」
その後、ささもっちゃんチームは5人が浮島に乗り、50ポイント手に入れた。
カツオ君「続きまして、まゆみチームです。6人目になりますが、大丈夫?意気込みを」
まゆみ「私が頑張って浮島にしがみつきま~す。行きま~す。ひゅ~」
_______ドンッ
カツオ君「おっと、まゆみちゃんは浮島に乗れたみたいです」
FUEL「うぉぉぉ!!やった~ミルキー!!」
しかし、その後、浮島が転覆したので失格0ポイントとなった。その後は明日香チーム30ポイント、友子チーム40ポイント、沙也香チーム10ポイントとなった。そして最後は奈緒の登場である。
カツオ君「さぁ、この競技も最後になってきましたが、ラストを飾るのはやはりこの方、奈緒ちゃんで~す」
奈緒「は~い。お待たせしましたねぇ~!!」
カツオ君「最後に相応しい展開期待しておりますよ」
奈緒「任せてくださいよ。行ってきま~す。とりゃ~」
____ド~~ン。ドボン、ドボン
カツオ君「おっとぉ~奈緒ちゃん、乗っていたFUEL諸共弾き飛ばしたぁ~」
奈緒「えへへへ!ラリアットしてしもうた!!」
これはもちろん失格になり奈緒チームは0ポイントであった。この競技の景品はインスタントカップ機嫌が悪いだけのおやじ焼きそば1年分がささもっちゃんに贈られた。そして、競技は最後に差し掛かった。
カツオ君「ラストの競技はこちら!水上大相撲で~す!!」
FUEL「うぉぉぉ!!来たぁ~ポロリもあるよぉ~」
カツオ君「まず最初の取り組みは、明日香ちゃんVSささもっちゃんです。両者は浮島の円陣へ乗って下さい!いいですか?それでは参りますよ。ラウンド1ファイト!!」
明日香「ささもっちゃん、落ちろ~グイグイ!エイッ」
ささもっちゃん「落ちないよ~だ、あの事とばらすぞぉ~っとうわっ」
___ドボン!
カツオ君「勝者!明日香ちゃん!おめでとう」
明日香「有難う!何とか秘密は守り切ったわ」
カツオ君「続いての戦いはまゆみちゃんVS奈緒ちゃんの巨乳対決実現で~す!」
FUEL「うぉぉぉ!!ミルキ~と奈緒ちゃんHな事起これぇ~」
カツオ君「それでは参りましょう!ラウンド1ファイト!」
奈緒「やだぁ~まゆみちゃんに落とされるFUELさん助けてぇ~」
まゆみ「落としますよ。これなら、えいっ」
奈緒「甘いな。後ろから羽交い絞めだぁ~」
まゆみ「やめてぇ~恥ずかしいよぉ~」
FUEL「うぉぉぉ!!奈緒ちゃん分かってるぅ~鼻血出る~」
奈緒「えいやぁ~」
___ドボン
まゆみ「負けちゃいました。とほほ」
カツオ君「ラストは恥じらい姫沙也香ちゃんVS健康体セクシー姫友子の戦いで~す。それではラウンド1ファイト!」
沙也香「色んな人が見てるよぉ~目がグルグル回るよぉ~」
友子「沙也香先輩うひひ!これでもくらえ!!おりゃ~」
FUEL「うぉぉぉ!!出たぁ~友子ちゃんやったぁ~おっぱいの谷間見えたぁ~」
沙也香「おのれぇ~友子!うりゃ~」
FUEL「うぉぉぉ!!今度は友子のお尻が見えそう~」
友子「止めてぇ~あっ」
カツオ君「おっと友子ちゃん落ちそうになっても堪えた」
___ドボン
カツオ君「のは1秒でしたか。勝者沙也香!!」
沙也香「やった~。でも恥ずかしいなぁ~」
カツオ君「勝った3人には景品にアイドルとしては嬉しいはずの恋人募集中ロボット、キスイヤ君をプレゼントしま~す」
明日香「誰こんなの景品にしたの!」
山崎「……」
沙也香「顔が山崎さんそっくりなんだけど!」
奈緒「愛してるよ真君!」
明日香「早速使うなぁ~」
こうして、明日香、奈緒、沙也香の3人は景品に恋人募集中ロボットキスイヤ君をプレゼントされて今大会は幕を閉じたのだった。
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