最極のミーレス ~時代を超えた歴史的英雄が史上最強の称号を求め集結し、覇を争う世界の話~
SIG
プロローグ
ある神が言った。
「歴史上、最極のいくさ人は誰か?」
とある神が答えた。
「それは、小アジアを征服したマケドニアの大王である」
それを聞き、他の神々は一斉に異論を噴出した。
議論があふれ、収拾がつかなくなった時、とある神が言った。
「ならば試してみるが良い」
その意見に皆が賛成し、そして口々に言った。
「まずは西の半島に神の綱を結ぼう」
「ならば私は華の大地で桃園に誓いを立てよう」
「わたしは、西の大河に賽を投げよう」
「では我は、日出ずる島に天下布武の旗を掲げよう」
「西の島には、王の聖剣を突き立てよう」
「東の草原に蒼き狼を放とう」
「西の草原に軍神の剣を埋めよう」
「赤き大地に隻眼の雷光を落とそう」
「それから・・・・・・」
神々は、各々が思う英雄豪傑を並べ立て、そして最後にこう言った。
「では、作ろう。戯れなる世界を」
そして、世界は生まれた。
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