弱気なヤツとねちっこいヤツ
私は自分の世界を表現する為に、お絵かきに物書き、音ゲーという趣味を持っている。その為の資料収集やモチベーション上げなどには余念がない(ちなみに今はコロナのご時世だからか、仕事以外で外出すると怒られることがある)。しかし、私は力を入れるタイミングが何故かズレていて、その為に目当ての曲をフルコンボ出来ないことがしばしばある(ノルマは300円で最低でも1回フルコンボだが。毎度このノルマだけは達成して帰ってくる。キャラ縛りプレイも数は少ないが成功している)。それでも私のフルコンボを見た人が皆「すごい」と褒めてくれたのは嬉しい。
そんな私だが、私自身はねちっこく、もはや執着心で生きていると言っても過言ではない。というのも、私は昔からそんな感じで、何かにかじりつくことでしか生きられないからだ。だから音ゲーについても、納得いく結果になるまで何回もフルコンボするのが常だ(初心を忘れないようにする為のフルコンボもあるが)。これを後輩に話すと驚かれるのだが、私にとっては普通のことだった(後に分かるが、私のような者は音ゲーマーの中では珍しいようだ)。
後輩が驚いた理由はそれだけではない。私のメンタルの強さもある(自分自身はかなり弱いと思うが)ようで、一度ミスしただけで(尤も難易度が高いというのもあるが)フルコンボしようとは思わなくなるという。それどころか、ミスが20回以内ならば大丈夫という考えの持ち主(彼曰く私の基準の方が厳しいらしい)だった。ちなみに彼は一度だけフルコンボしたことがあるようだが、以降は一度もフルコンボしていないという。
彼は傷つきやすい性格なのか、諦めが早いと私は感じる。その性格が私には心配に思えてしまう。音ゲー以外にも、熱意というものは必要なのだが、それがすぐになくなってしまうというのは何故なのだろうか。好きなものやことには簡単に熱意が持てる私には、分からない。
私は例え少し調子が悪くても音ゲーはフルコンボするのがセオリーだと思っている。それが「こなさなくてはいけないこと」だからである。それくらいの熱意を持たなくてはいけないと思うのだ(体調が悪い時でもほぼ確実にフルコンボ出来ている曲はたしかに存在する)。しかし、そのせいで体力を全て無くしてしまっては元も子もないのだが(しっかりやらかしている)。
もしかしたら、音ゲーはクリアするだけなのが一番なのかもしれないが、私の世界を作り上げる為にも、ストレスを溜めないためにもフルコンボは必要なことなのだ。
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