(前回は家具の話でしたが、今回は下着や服の話になります。また、毒塗れです。ご了承ください)

　カタログの中のモデルさんは輝いていて、私もいつかこんな風に着こなしたいと思っていたものがある。機能性より何より外見を重視した、可愛らしい下着や後ろが編み上げになっているドレスである。シンプルながらもつるりとした生地で作られたそのドレスは、まるで御伽話の中のお姫様のようだった。エナメルのパンプスと合わせれば、可愛らしいお姫様が鏡の中に……。パンプスだって合う色というのがちゃんとある。大体こういうエレガントなドレスにはシックな色が合う、と相場が決まっているのだ。デザインも上品なものがいい。憧れを最大限リアライズさせるなら、それに見合ったコンディションも一緒に。ちなみにこういう場合はバッグもクラッチバッグなどの方がいいようだが、スマホやらなんやらを無くしそうで心配である。

　下着は大体にして華美なデザインが多く、スカートがめくれたらどうするんだ⁈と思うくらい装飾が多く、過激だった。別に普通のならまだいいのだが、Tバックなんかは明らかに「狙って」いる。ブラジャーも、美しい反面、派手なものが多く柄が受け付けないものさえあった。しかし、下着というのはこれだけではない。こんなものはメインにして序の口、つまりは上澄みを掬い取っただけなのだ。下着にも色々種類があり、かなり奥が深いのだ。

　それこそ、かわいさを追求するならガーターベルトやスリップ(あくまで筆者個人の感想です。文句はここでは受け付けません)、キャミソールなんかがいいだろう。ガーターベルト(もしくはリング)は私の憧れでもある。ベルトを腰から吊る感覚を一回でいいから味わってみたいのだ。スリップも着けてみたいし、お金が貯まったら贅沢を少しだけしてみたいというのが本音だ。男ウケではなく、ちょっとでも可愛くなりたいだけである(普段地味な服ばかり着ているのは内緒)。

　とまあ、どさくさに紛れて性癖(の一部)ごと暴露してしまったが、全部本音である。でも、私自身はチビでサイズが合う下着自体あまり見つからないような気がしなくもない。それに、こういうのは本来二次元で楽しむのが一番だと私も分かっている。

　ちなみに、ニッセンのカタログには機能性に優れた下着もあるにはあるのだが、私の目当ては当然だがそれではない。それは小さい頃から見てきた下着の印象が、華美でレースやフリルがたっぷり付いたものだからだろうか。