第16話 瑠奈とパフェ

 次の日の放課後…


「亮くん!今日はドッジボールの練習しよ?」

「やろうか」

「お手柔らかによろしくね?」

「俺は球技苦手だから練習になるかわかんねぇぞ?」

「いいの!いいの!練習してくれるだけで嬉しいんだから…」

「そ、そうか?なら良かったよ」


 俺は本気でやると瑠奈を傷つけてしまうかも知れないので少し手を抜いて練習した


「亮くん手を抜いてるでしょ!」

「い、いやだって瑠奈を傷つけるといけないし…」

「大丈夫だよ?私結構運動神経良いんだから!亮くんは本気で来てよ」

「ほんとか?なら少し本気でやってみるよ」

「そうこなくっちゃ!」

「泣いても知らねぇぞ?」

「あはは 亮くんこそ私になんかやられないでよねー」

「そんなわけないだろー?」

「わかんないよ?あはは」



 瑠奈は俺のボールを上手にキャッチしてくる

 更に投げるボールも早くて強かった


 俺はなんと瑠奈に負けたのである

 これでは男としての威厳が立たない

 しかし瑠奈は俺のボールを上手に受け止めていた

 更に投げるボールも早くて、強かった


「亮くんほんと球技苦手なんだね〜」

「やめろよな結構気にしてるんだから」

「でもちょっとは上手くなったんじゃない?」

「そうだな…瑠奈のおかげだよ」

「じ、じゃあ駅前のパフェ食べにいこ?」

「え?あそこ高いんだぞ?ただでさえお金がないのに奢れっていうのかよ…」

「じゃあ亮くんは私に感謝してないって言うの?」

「そ、それは…もちろん感謝してるぞ?」

「だったら連れていってくれるよね?」

「わ、分かったよ…」

「やった〜!ありがと亮くん!」



 次の日の放課後…


 俺たちは駅前の喫茶店にやって来ていた

 もちろんパフェを食べるためだ


「いらっしゃいませ〜二名様でしょうか?」

「はいそうです」

「ではこちらの席にお願いします。」


「ここ来るの初めてなんだよねぇ〜」

「そうなのか?てっきり来たことあるのかと思ったよ」

「私の初めてあげるよ?」

「そんな言い方しなくても…ありがたく貰っとくよ」

「じゃあ注文するね?」

「あぁいいぞ」

「すいません〜このパフェください」

「かしこまりました」


 そしてパフェが届いた

 予想外だった…パフェはとてつもなく大きかった


「お、おい瑠奈こんなデカイのは聞いてないぞ?」

「だって言ってないもん!」

「言ってくれよ…それに食べ切れるのか?」

「心配しないでよ!女子にとってデザートは別腹なんだから!」


 でた。女子特有のデザートは別腹理論

 正直俺には全く理解出来ない


「こんなの食ったら太るぞ?」

「あぁぁ!上手にそんなデリカシーのないこと言ったらダメなんだよ?」

「え?ダメなのか?」

「女子はそいうことはすぐ傷ついちゃうんだから」

「そ、そうなのか…ごめんな瑠奈」

「んふふ いいよ!」


 瑠奈は快調に食べ進めていった


「り、亮くん あ〜ん」

「え?俺も食べるのか?」

「当たり前じゃん!亮くんが食べさせてくれるんだから」

「じゃあ あ〜ん うん美味しいよ」

「関節キスしちゃったね?あはは」

「ば、ばか何言ってるだよ」

「亮くんは大人だからそんなこと気にしないよね?」

「あ、あぁ」

「いや〜面白いなぁ亮くんは」

「からかうなよ…」


 そんなことをいいつつ瑠奈はパフェを食べ切った

 そんな胃袋どこにあるのだろうか…

 値段に衝撃で気絶しそうだった

 財布の中の9割を取られたのだ



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