第2話 先生登場
瑠奈と一緒に歩いていると、多くの視線を集めてしまう。
それほど瑠奈が容姿端麗なのだ。
そう思いながら俺は瑠奈を見つめていた。
「なに?顔になんかついてる?」
「いや俺なんかが瑠奈の横に居ていいのかなって思っただけだよ。」
「亮太は私の幼馴染みなんだから当然でしょー?」
「そ、そうか…」
そんな会話をしつつ学校に着いた。
「おーす橘!今日もイチャイチャしてるね〜」
親友の伊藤俊輔だ
「ばか ちげーよ。」
「そうかそうかwそういや聞いたか?」
「何がだ?」
「今日からめっちゃくちゃ美人な先生か来るって言う噂。」
「そうなのか?初めて知ったよ。」
「そうだったのか。てっきり知ってると思ってたぜ。」
「先生に気を取られ過ぎると加藤に逃げられるぞ?w」
「だからそういう関係じゃねぇよ」
「今から始業式です。生徒の皆さんは体育館に集まってください。」
「んじゃあ行くか」
「おう」
始業式はとても憂鬱だ
校長先生の長々とした話、校歌
「早く終わんねぇかなー」
そう思っていた矢先
「それでは今日から新しく赴任してきた先生を紹介します。先生は壇上に上がってください」
「はい」
俺は驚いた。そして見とれてしまった。
こんなにも美しい人がいるのかと。
「皆さんおはようございます。新しく赴任してきました。佐倉加奈です。皆さんと楽しい学校生活を送れたら良いなって思ってます!。」
満面の笑みでそう言った。
「「おぉぉ」」
多くの生徒が唸った。
その時俺は先生と目が合い微笑まれた気がした。
俺はドキッとした。
そんな気持ちを抱えながら教室へ戻るのだった。
「おい橘。加奈ちゃんめっちゃ可愛かったな!」
「あぁ俺もそう思ったよ」
「なになに何の話してるのー?」
そう言いながら瑠奈が来た
「橘が加奈ちゃんに見とれてたって話だよ。」
「おい。見とれてたなんて言ってないだろ!」
「でも満更でもない感じじゃん?」
それを聞いて瑠奈は膨れっ面になって女子友達の方は帰って行った。
「加藤嫉妬してんのかー?橘後で慰めておけよ。」
「は?なんで俺が…
はぁ……分かったよ。」
「では今からクラス役員を決めて行きたいと思います。」
その掛け声と共にどんどんクラス委員が決まって行った。
生活委員を決める時に誰も手を挙げなかった。
仕方ないと思いながらなくなく手を上げた
すると瑠奈も手を上げていた。
瑠奈はこっちを向きニコッと微笑んだ
「では生活委員は橘さんと加藤さんに決まりです。」
そして全ての委員が決まった。
「今日の放課後から委員会がありますので委員の方は時間を確認きて各場所に行ってください。」
「これでHRを終わります。」
「「ありがとうございました」」
そう言いながらクラスは解散した。
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