〜盗塁〜
今週は一喜一憂忙しかった。気分を変えて日記帳で報告してみる。
【月曜日】
朝出社して、いつもより距離を感じる席に座っていた。その割に私のチームにきたりしていたので、最初謎だったが、私としては、先週ご飯に行ってから冷たくしすぎたかなと思い、客先から頂いたお菓子を渡そうと彼が席まで戻ってくるのを待っていた。戻ってきたので、声をかけたら(私が冷たくしすぎたからか)かなり驚いた表情だった。「よかったら、どうぞ!」と伝えたら、「今食べます!」と言って袋を開けていた。その直後に、私の席の近くで最近入社した可愛い女の子と話をしていて、私としては非常にイライラしたわけだが、魔女をはじめ、はるちん、あきちん、ふゆこに報告をしたところ、みんなから「若い女と張り合うんじゃない!」と怒られたわけである。私がしょんぼりした気持ちを隠して平然として帰宅しようとしたところ、彼は別部署の先輩社員と話していたが、顔をあげて「お疲れ様!」と言われたわけである。
【火曜日】
月曜日に離れて座っていた席が元に戻っていた。
午後、私が全社に向けた発信内容に対して、彼が珍しく反応してきたのである。自チームのメンバーが発信する以外ほとんど反応しないにも関わらず反応してきたのにはびっくりした。そのお返しとして、彼が発信した内容に対して、同じように私も反応しておいた。
【水曜日】
昨日の投稿への反応効果か、めちゃくちゃわかりやすい態度だった。私が外に出るときわざわざ待っていて目線を合わせるなど、あまりにわかりやすすぎて、私が照れてスルーしてしまった。
【木曜日】
自席に座ってるだけで目が頻繁に合うので、私もだんだんどうしたらいいかわからなくなり、魔女から「ご飯でも行けば?」と言われたので、もう少し時間が経過したら誘おうと思う。
【金曜日】
私の仕事が立て込んでいたので、人と関わりたくなくて、孤立して仕事をしていたところ、打合せで近くに座っていた。ただその後が問題である。例の若くて可愛い社員とランチに出かけた。本来私が自席にいれば気付かなかったのだろうが、どういう巡り合わせかバッチリ見える場所から目撃したわけである。もちろん私は死ぬほど忙しいタスクを一旦横に置き、魔女とゆかいな仲間たちに連絡をした。全員からたしなめられたわけだが、腹の虫が治らず、その後ずっとモヤモヤしていた。その後、ランチから戻ってきた彼は私の斜め前でMTGを開始し、その後2人になる時間もあったのだが、そのうろうろすら腹立たしくて、私は完全に無視していた。ただ、流石に大人気ないかなと思い、その後タイミング見計らって自席に戻り、外出の準備をした。出るタイミングを見計らい、挨拶をしたのだが、目を合わせて「行ってらっしゃい。」と言われたが、その際の表情はもろにご機嫌伺いの表情であった。その後、スマートに外出してかっこいい女を演じる予定だったのに、まさかのドアが開かなかった。なかなかセキュリティカードが反応しなくてドアが開かずにいると、MTGでドアから出ようとした彼が横についた。私は諦めて、「開かないんですけど><」と声をかけた。すると「そういうこともあるよね。」と言われ、ドアをガチャガチャやってくれた。その後、ドアが開いて再度挨拶をして私は会社をあとにした。
とまあ、こんな1週間だった、私はそうは言ってもイライラしたもので、金曜日の夜から日曜日にかけて魔女にずっと話を聞いてもらっていた。
金曜日の夜は話疲れて、話した直後に寝落ちした。
魔女が暇でよかった。ありがたい話である。
来週はどんな1週間になるのか、それ次第で不二家の話になるのか、この話の続きになるかが決まる。
どちらになっても引き続きお付き合い頂ければ嬉しい。
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