第15話 名コンビ!
天界時間19:38
アマヤドリ:ここに例の物がある・・・ん?
中央棟のメインホールに集結する警官隊
亜紀:ちょっ!ここには警察は入れないんじゃなかったか⁉︎
由紀:警察が入れたのは間違いなくあの子だな。
ミオ:ボタモチちゃん可愛いでにゃんすぅ♡
嬉しそうに尻尾を振るボタモチ
ボタモチ:キャン♪
亜紀:あの子が居たら何で警官隊が入れるんだ?
アマヤドリ:あの子の首から下げてるやつ。あの紋章をアップして見てみ。
亜紀:あ、あれは!クロノスとオーディンの紋章⁉︎
アマヤドリ:そ、つまりあの子さえ同行していれば何処でも問答無用でズカズカ入れるってわけ。
メインホールの真上を見て吠えるボタモチ
ボタモチ:キャン!キャンキャン‼︎
ミオ:ほえ?上に何かあるでにゃんすか?
亜紀:オイオイ、そのマントは14天界王さえも見破れない隠密チートマントじゃなかったのか?
アマヤドリ:親父の手記にもプリズンドーベルの眷属にはこのマントを使っても直ぐ見つけられて手を焼いていたとあった。
ミオ:お巡りさん、
警官隊:なんと!全員上に向かえ!
アマヤドリ:やっべ!こっち来る‼︎
由紀:サッサとお目当てのお宝を
『局長室』
局長:むーっ!むーっ!
アマヤドリ:ハ〜イ、そこで大人しくしててくれよ〜♪
本棚の前に立つアマヤドリ
アマヤドリ:上の本と右下の本、また上の本と左下の本を入れ替えればっと♪
本棚が開きエレベーターが現れる
アマヤドリ:だ〜いせ〜か〜い♪
縛りつけた局長を操作パネルの前に立たせるアマヤドリ
アマヤドリ:コレを動かすのにアンタの網膜認証と聖紋認証それに声帯認証、更にパスワードも入力してくれると助かるんだけっどもな〜♪
局長:だ、誰が貴様等みたいなコソ泥なんぞに協力するもの・・・
ある画像を見せるアマヤドリ
アマヤドリ:あとはこの送信のトコをチョイとタップすればあっという間にアンタは14天界王御前の問責決議で叩かれる。その日のニュースが楽しみだね〜♪
局長:わ、分かった!協力する、協力するからそれだけは勘弁してくれ!
エレベーターのセキュリティを解除する局長
局長:そんじゃ、お休みなさ〜い♪
局長を眠らせるアマヤドリ
アマヤドリ:さぁ、お宝とご対面といきましょうか♪
局長室の外から声が聞こえる
ミオ:ここにさっきの人達が居るでにゃんすか?
ボタモチ:キャン♪
アマヤドリ:やっべ、もう嗅ぎつけてきやがった!
急いでエレベーターに乗り込み下に降りていく
『地下特別保管庫』
アマヤドリ:あった、他の物は警察の皆さんにお任せしてズラかるぜ〜♪
亜紀:ズラかるってどうやって?出入り口はあのエレベーターだけだぞ?
アマヤドリ:それはな〜・・・
ナイフを出すアマヤドリ
由紀:ナイフ?
アマヤドリ:このナイフはただのナイフじゃない、かのビッグバンレオの牙で作られたどんな空間でも切り裂くナイフなのさ♪
亜紀:それでトンズラしようっていうんだな?
アマヤドリ:その通り♪
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