愛するもの

ほほえみかける

おしげなどしない

すべてが悦び

ああ、愛おしい

わたしは奴隷 あなただけに仕える僕


命じていいのに

見せずにつくる笑顔

首筋のキッス、続いて鎖骨へ


握る指先 鼓動が重なる


ああ、愛しきひとよ


髪に触れるたび、瞳が滲む、愛がつたう


どうか命じて

次は何がほしい?


やさしさは前戯


愛を噛みくだいて数える

あとどれだけ

あとどれだけ


両膝をついてひらく唇


ああ、愛おしい

わたしは奴隷 あなただけに仕える僕








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