Episode6-C おっぱいポロリ
成績優秀、スポーツ万能な美少女・ヒロナの”おっぱいポロリ”。
それは、鎌野ヒツギの予測以上の反響があった。T〇itter等でも拡散され、プチ祭りともなっている。まさに、ヒロナのおっぱい”様様”な状況だ。
当のヒロナと言えば、ずっとヒツギを睨み続けている。
「どうしてよ? 適任者は他にいたでしょう? 正統派美少女の私が、真っ先に”人気下降のツケ”を払わされるなんて?!」
「正統派だからよ。初期から登場しているあなたにはファンも多いし」
「だからって、直接的なエロに走ることはないでしょう! この先、私にどんな際どいことをさせる気なの?!」
「掲載紙が少年誌だから、そう心配することないわ。それにあなた、”薄い本”とかでは大なり小なり脱がされているのよ。知っているでしょ?」
「……まさか作者本人に脱がされるとは夢にも思わなかったわよ! コミックスだって三十巻以上出ていて、一期と二期に至ってはアニメ化だって成し遂げたんだから、充分に成功していたじゃない。作者として、このまま有終の美を飾る方向に持っていくという選択肢はなかったの!?」
「それは大人の事情というものよ」
少年漫画家・鎌野ヒツギは答えた。
――fin――
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