２０２０年版 ルノルマン・カードに導かれし物語たちよ！

Episode４ 勇者、故郷に帰る。 オムニバスホラー３品

Episode４を書くにあたって、明示された５枚のカード

　２０２０年４月５日　００時１５分。

　Episode４を書くにあたって、私、なずみ智子が引き当てたのは以下の５枚のカードでした。

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１枚目：　３３　鍵（キーワード：ヒント、解決策）

２枚目：　３　船（キーワード：海外、旅行）

３枚目：　１２　鳥（キーワード：コミュニケーション、会話）

４枚目：　１７　コウノトリ（キーワード：移動、変化）

５枚目：　２４　ハート（キーワード：愛、情熱）

　今回のカードたちのそれぞれのコンビネーション・リーディングの一例は、以下となります。

（引用 ）小宮ベーカー純子『ルノルマン・ピケ ― 未来を描くグランタブロー』ナチュラルスピリット，2018年

　※　p.は引用したページを示す

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p.263「３３　鍵」+「３　船」=　成功の旅、重要なビジネス

p.144「３　船」+「１７　コウノトリ」=　居住地の変更、変化をもたらす旅行

p.180「１２　鳥」+「１７　コウノトリ」=　会話が変化をもたらす

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　「成功の旅か……うーん」と悩んでおりました。

　ですが「成功の旅を終えた後のお話について書いてみたらどうだろう？」とピコーンと閃きました。

　さらに、ちょうど今月、以下の短編２本、

『世界を救った勇者への求刑【なずみのホラー便　第57弾】』　（https://kakuyomu.jp/works/1177354054895063766）

『勇者志願者と双子の姉妹【なずみのホラー便　第59弾】』　（https://kakuyomu.jp/works/1177354054895078873）

をお届けしましたように、なずみ智子の中で”勇者ブーム”が起きております。

　よって、今月のテーマは『勇者、故郷に帰る』です。

　今月もオムニバス３品でお届けいたします。

　４か月連続でのオムニバス調理でございます。

　３品ともやはり一気に配膳とはいかず、誤字脱字チェックのうえ、月末までに順次お届け予定です。

　ちなみに、メニュー名と軽い紹介は以下となります。

※それぞれのエピソードにはつながりは全くありません。３品に登場する魔王は全て別人です。もちろん、登場する国王も別人です。

●Episode４－A　『勇者トリスタン』　※鳥注意！

　魔王を倒し、世界を救った英雄となった勇者・トリスタン。

　国王からの勲章と報奨金を貰い、護衛たちとともに帰郷した彼ですが、待っていたのは村の者からの冷たい対応でした。

　それはとても勇者に対するものとは思えませんでした。

　そのうえ、彼の家族は村八分に遭って、行方知れずにもなっており……

●Episode４－B　『勇者テオ』　※残酷描写、容姿ネタ、幼女注意！

　勇者テオは魔王を制圧したうえ、自国の王女にもどっぷりと惚れられ、国王にも気に入られてしまいました。

　王女たちは、テオが生まれ育った村＆村の者を見てみたい、と超強引にテオの帰郷についてきますが、テオは自身の母含める村の者を王女たちには会わせたくありませんでした。

　なぜなら……

●Episode４－C　『戻らぬ息子』　※容姿ネタ注意

　この話は、先の２つのエピソードとは少し毛色が違っています。

　魔王の城に向かったまま、戻らぬ息子をお母さんが娘たち（息子の姉たち）とともに、「せめて息子の骨だけでも、私たちの手に返してください」と魔王に許しを請いに行くお話です。

　今月も配膳が終わるまでお付き合いいただけましたら、とってもうれしいです。