明朝の浜辺から

西崎 愁

夜明け前に開くステージのカーテンと

差し込むヒカリに見惚れて

彼の照れ臭そうな表情が似合わない

けど広がる景色を見つめたまま

最後の響きが鳴り止んでも

このままでいたかった…


続く言葉に進むメロディー

出会えて良かったとずっと思える

いつまでも好きでいたい

ステージから去っていった後姿が

いつまでも残っていて

消え去っても忘れられずにいる


圧倒的で震える景色の中に

1人取り残されたまま

通り過ぎてしまってから

あの手の届かない先に、息をのんだ


振り返るたびに大切になる

最高の思い出、もう手放さない



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