第14話【余談】天然




美住は考える。






どうすれば、黒峰君に好かれるだろうかと



実際、黒峰君が好きな人を参考にするというのはどうだろう。




ぐふ・・・




自分で触れたとはいえ、傷口が痛い。



だが、こんな痛みにひるんでいる場合ではない。



舞浜さんを観察し、自分に足りないモノを補うのだ。




・・・




・・・なんというか、「天然」というか「あざとい」というか・・・





ふ・・・




私には到底、真似できそうにないな





頼子はその様子を後ろから眺める。


(美住・・・表立って「そう」見えないだけで・・・お前も『相当』だけどな)


言葉を飲み込んだ。







※次回から都大会編スタート





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