第3話『私、好きな人ができたんだ』
ある日、美住に呼び出されて、
人目につかないお洒落なカフェで飲み物を頼む。
ずいぶん周りを警戒するんだな・・・
どうしたどうした?
今まで見たこともないその姿に困惑していると
もじもじしながら話し出す。
「私・・・」
小さすぎる声
「・・・」
張りつめた緊張
え、何が始まるの?別に意味でドキドキしてきた
「・・・やっぱり、無理ぃ!!」
「いや、言えよ!気になるだろ!」
立ち上がる美住を引き留める。
「私・・・」
そのループを何度か繰り返して、
ついに美住は消えそうな声で話し出す。
「私・・・好きな人が・・・できたんだ」
ほほぅ!
そりゃあ、めでたい!!
お前そういう話全くしないから、興味の欠片すらないと思ってた。
「で、で、誰なんだよ、その幸せ男は・・・まさか白馬か?あいつは舞浜とべったりだから・・・お前でも流石に厳しいと思うが、いや、だが美住なら・・・」
「・・・く・・・黒峰・・・周吾君・・・」
・・・
「誰?」
まず、そこから調査しなければならなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます