夢を叶える大切さ

アーサー・リュウ

公務員という安息の地?


まず、色々とものは言わそうですが....

私が感じた公務員という世界は


「ビニールハウス」だなと感じられます。



子供の頃から、

公務員は安泰だ、安定だ。というイメージを植え付けられていたように今となっては感じます。


「ノーリスクが一番」

その言葉をよく耳にしました。



私は大学生の頃は

『お金稼ぎ?興味ねーよ。俺は警察官になるんだから、それなりの給料もらって誰かのために仕事して、柔道して逮捕術して制服に身を包んで仕事できれば良い』


という感じでした。

今だと...

『将来的に貴族になりてぇー

てか、なるからいいかぁー』なんですけどね(笑)



それはさておき、

公務員が何故『ビニールハウス』かといえば、良い意味でも悪い意味でもあります。


まず良い意味から、

・きちんと育ててくれる

私の知ってる公務員の話ですが消防士になればまず、きちんと6ヶ月間の教育に専念させてくれる期間を用意してくれます。

世間を見渡せばなんですが、中には無教育の状態でいきなり仕事をさせるという組織もあるとかないとかって聞いています。


何より組織がきちんと教育してくれるのは自費をかけて教育してもらうよりもローコストな気がします。

公務員の場合だとその都度その都度で教育してもらえる機会があるので今思えばありがたいものだと思います。


外に出てしまえば、場合によっては自らの意思で自分の足とお金で教育やキャリアを積みにいかないといけない世界もあります。


今の自分のキャリアがあるのも

消防士として教育を受けていたからよかったと思うほどです。



・倒産しません

公務員のいいところは、国家転覆でもしない限り倒産して無職みたいな事はおきません。

長く居続けてれば、給与も勝手に上がっていきます。

リストラも名目上はありません。

(※追い出し人事やネチネチしたいじめなんかで追い出しをかけるってのもあると聞いた事はあります)


他にもいい事はあるんですが、次に悪い点を言いましょう。



・永年勤続が大前提なので....

定年退職まで勤め上げる事が当たり前という風潮がありました。


何も能力向上しなくても上がり続ける給与と世間体の見た目がいい事で、将来の設計がとてもクリアで見通しの良いところがありよほどの事がない限り

抜け出そうにも抜け出せないという人が多いように感じます。


もしかすると

「辞めてやる」と心の中で思ってても

色々な理由が浮かんで上の理由と括り付けて辞めれないでいる人もいると思います。


何より、

よく消防や警察界隈の途中リタイア組の

成功した話を皆無というかそのレベルで聞くことがなかったです。

なので、

「途中で辞めると、ロクな目に合わない」という定義が頭に浮かんできます。


事実私も、

消防士を辞めた後に

元公安職公務員で生き生きと生きてる人に多く出会いましたけど。

全く知ることもなかったぐらいなので。


永年勤続が基本なので、定年退職のその日までその土地に縛られ続けます。(地方公務員だと特に)


まー笑ってもわってかわまわないですが...

「オーストラリアの広大すぎるアウトバックで青いオーバーオールを着て髭をはやしてバービーを友人としたい」とい夢は公務員だと厳しいと思いますw



・公務員なので...

公務員は常に市民の関心の目に写ります。

なので、品位を保つ事を強制されます。


要は一般人が思う綺麗な普通を演じ続けないといけないと私は感じています。

何をしても、どうしても公務員という肩書がついて回ってきます。


公務員である事を誇れる人で有ればいいとは思いますが、案外四六時中。心の制服を着ていると心変わりしてしまう人もいます。



一応、全体の奉仕者なのでそれは我慢をしなければならない場面ではあります。


他にも大災害が起これば休みだろうが関係なく駆けつけないといけません。

もちろん、守るべき家族がいたとしてもそれは二の次です。


なので、

家族との時間や関係を大事にしたいと思い警察官を退官した知り合いが何人もいます。

(警察官はイメージですがかなりハードに時間を拘束されていると聞きますので)


それが顕著だなと感じた例は...

「警察官辞めたその日に嫁が泣いて喜んでさぁ」なんて話も聞きます。


という感じが、

ビニールハウスである公務員のいいところと悪いところだと私は感じています。



ビニールハウスの中から、外を見ると

中は暖かく、水ももらえる、強い風や害虫害獣からも守ってもらえると思います。


その環境を飛び出す理由を見つけるのは並大抵ではないと思います。


外では、それらのすべてのメリットが存在していないようにも見えると感じます。


ノーリスクの環境下ですからね。


私はそう感じていましたが、

ふとある事を見て感じて嗅ぎ取って

このノーリスクの中にいる事へのリスクを感じ始めました。

そして、外の世界を覗き見たので

ビニールハウスから一歩外に出ようと感じました。


もともとは、消防士を辞めて警察官という違うビニールハウスへの移住を心が得ていましたが....

今となってはきっと宇宙人にキャトられて公務員になれない脳に改造されたような気がしてなりません。


それは次回のお話で。

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