企画「同題異話SR」森陰作品集
森陰五十鈴
ラインナップ
第1期 1月~3月
●その涙さえ命の色――Jan.
「それでも行くというのなら、俺が君を守るから。」
もうこれ以上優しい彼の手を煩わせたくなくて、エリンは全てを告白した。自分が人間ではないことを。しかし、それでもなお、その人はこう言った。「やっぱり君は人間だ」と。
戦争の最中、隣国を目指す人造人間の娘エリンと、彼女を追う軍人シェーマスの一時の邂逅の物語。
※「小説家になろう」では『アネモネの涙は北風に散る』のタイトルで公開。
(恋愛/女主人公、人造人間、軍人、花、SF風味/全1話、5,157字)
●きみの嘘、僕の恋心――Feb.
「きみは否定するけれど、でも僕は知っている。」
満月の夜、塾の帰りに晴人が見かけたのは、魔法少女に扮したクラスメイトの姿だった。それも、気になる隣の席の女の子。翌朝、まさかと思い尋ねてみたら、やはりその子は否定する。一度は信じた晴人だったが――。
※「小説家になろう」では『月夜の君の、青い嘘』のタイトルで公開。
(現代ドラマ/男主人公、高校生、魔法少女/全2話、6,358字)
→関連作『銀の靴を打ち鳴らせ!』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054892342120)
●桜花は一片の約束――Mar.
「薄紅の桜は嫌いです。でも、この色だからこそ、僕は約束を忘れない。」
桜が盛る夜、楼閣の茶屋で酒を飲んでいた妖祓いの燈架は、興が乗じて相席していた少年に菓子を奢った。そのことを切っ掛けに、少年――颯季と奇妙な縁で結ばれる。彼が主とあおぐ麗人、都で起こる神隠し、そして颯季を狙う妖の影――。
少年を取り巻く事情が明らかになったとき、燈架は悲しく残酷な運命を目の当たりにする。
※『白桜染紅/花守奇譚』でリメイクしています。
(和風F/残酷描写有、男主人公、妖、幻想/全6話、32,120字)
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