召喚魔法を極めしもの
モヤシ野郎
第1話 転生
「あっ」
といっている間にトラックに引かれてしまった
信号は青だったし曲がり角とかじゃなくて直線だから俺がいるのわかるはずだよなぁ
居眠り運転かな?
なんて思いながら少しの間空を飛ぶ
すぐに落ちたけど
あっという間とか今まで信じてなかったけど本当だったんだなぁ
まさかあっていってる間に引かれるとは思わなかったよ
自分のからだから暖かくて赤い液体がどんどん出ていく
そうするとどんどんと寒くなってく
あ、運転手が出てきた。今更謝られてもなぁ
痛みを感じないのが唯一良いところかな
痛みじゃなくて、熱さを感じる。でもそれもどんどんと寒くなる
不思議と死は怖くなかった。それは多分空から降り注ぐ光が暖かいからだろう
もし次があるなら、居眠り運転で死なないような平和な世界がいいなぁ
そんな事を考えながら目を閉じて、暖かい光に身を任せていると優しい声が聞こえてきた
「佐東さん。佐東望さん。起きてください」
優しい声に起こされて目を覚ますと黒髪長髪で顔も体つきも良い女の人がいた
「あ、もしかしてここ死者の国みたいなところですか?」
「、、、はい。最近の日本人は何故こんなにも物分かりがいいのでしょう?」
それはアニメ文化が盛んだからかな
「こほん。佐東さんの考えの通りここは死者の、というより神々のと言った方が正しいです。
残念ながら佐東さんは死んでしまいました。ですが、最近は若者の早死が多いので三十歳以下で危険な思考を持たない人をこことは違う世界に転生させているんです。
勿論嫌でしたら断っても大じょ
「転生します」
被せて悪いと思ったけど展開は読めてたからさきに言わせてもらった
でも転生って本当にあったんだね。やったぜ
正直今まで未練無いみたいになりかけてたけど全然あったわ。転生させてくれるなら勿論するよ
「ん、こ、これも多いんですよね。何故死んですぐに決断できるのか、その精神力だけは先人を上回ってますね。
では次に決めてもらいたいことがあるのですが」
来た。これも勿論予想図みだ。これの質問はどんなチートが欲しいか、これだけだろ
「はい。じゃあ召喚魔法のチートでお願いします。出来ればテイム系では無く魔力を使って召喚する系で。後召喚できる魔物は格好いいやつもいいですけどかわいい女の子みたいな魔物も召喚できるようにお願いします。あ、家柄とかはご飯に困らなければ別に良いですけど出来れば少しだけいいところ、商人の息子とかちょっとした貴族とか、王族とかは色々面倒くさそうなので止めておきます。じゃあよろしくお願いします。いやぁ、転生できるって素晴らしいなぁ!」
ふぅ、これでもう何も言うことはない。後はてんせいするだけだ
「あ、あのー。これもたまに勘違いされるんですけど、決めてもらうのはチートではなく少しの才能と出来る限りの家柄、なのですが」
え?チート貰えないの?どーやって異世界で生きてくの?
「後どんな世界にいくか、そこに転生者は居ても大丈夫か、という項目を決めてもらうだけなんです。何か期待させたみたいでごめんなさいね?」
まぢかよ
いや、待て。ポジティブに考えよう。何も与えられず説明もなく異世界に行くよりはましだ。むしろ才能を貰えるだけバンバンザイだ。よし気持ちはオッケー
「じゃあ才能はやっぱり召喚魔法で。家柄も出来るなら裕福な家庭で魔法を使えるような家が良いです。世界観は、銃とかあると魔法が要らなくなりそうだから剣をまだ使ってるような世界で、だけどトイレは綺麗でご飯は美味しくて、魔法で電力のかわりみたいなのが出来てるとウレシいです。後勇者とか魔王とかいたらもっと嬉しいですね。転生者は僕以外なしでよろしくお願いします」
ふーっ、一息で言いきったぜ
「えーっと、大丈夫です。すべての条件があう場所が見付かったのでご希望に添えますよ。それでは異世界へいってらっしゃい!
次あうときは異世界で亡くなったときです。できるなら寿命での出会いを望みます」
こうして僕は異世界転生をした
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