第21話 サリーの役割

「サリーを買った理由は大まかに三つある。」


「うん。」


「一つ目は戦闘のできる強い仲間が欲しかったから。」


「なるほど。」


「二つ目は裏切らない仲間が必要だったから。」


「うん、あのステータスを見ればわかるわ。」


「三つ目は料理のできる仲間が欲しかったから。」


「確かに、ユニークスキルに食の理ってあったけど色々詳しく知りたいわね。」



「それは、追々だね。

 そういえばサリーも料理スキル持ってたよね。」


「料理は結構するのよ。

 小さい頃の夢は料理人になることだったわね。

 まぁ、昔のことだわ。」


「そうか…」



「俺の一番目的も言っておくよ。」



「うん。」



「それは、この世界の様々な旨い食材を食べることなんだ。」



「え、あなたの強さなら名声も得ることができるのに興味はないの?」



「そういうことには興味はないかな。旨いものを食べることが一番の幸せだよ。」


「変わってるわね。」



「まぁ、楽しそうだしいいと思うわ。

 私あなたの奴隷になれて良かったかもしれない。」



 これからの人生退屈しなさそうね…ンンッ//




「そうだね~次の方針として、まずはドラゴンの肉を食うためにレベルアップが必須みたいだから、迷宮でレベリングをしようと思っているのだがどうだろう。」



「いきなりドラゴンとは凄いわね。

 迷宮でのレベリングは効率もいいからいいと思うわ。

 成体のドラゴンを倒すにはレベル50のパーティーで討伐されるのが普通ね。


 とは言ってもあなたのステータスはレベル50近くはあるから…

 余裕を持ってレベルを上げておけば楽に倒せるわね。」




 じゃあ、まずはサリーの防具購入や色々買い出しが必要だな…





 次回~《迷宮探索に向けて》~





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る