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  • 第5話 雪の夜への応援コメント

    地獄だ。本当に救いがない。正直、とても不快に思いました。
    そう思ったのは自分と重ねて読んでいたからです。私も物書きの端くれで、プロになれず苦しんでいます。他人を妬むこともありました。でも、人の作品を破るような卑劣なことはしなかったです。この主人公には吐き気を催す邪悪を感じると同時に、この主人公は私だったかもしれないと思いました。この不快さは己の中から噴出しているのです。
    もしかしたら作者さんの中からも、この渦巻く感情が生まれているのではないでしょうか? だから筆を執ったのでは? 本作が人を不快にさせる小説だと思いましたし、私はこの作品のことを1ミリも好きになれませんが、作者さんのことはむしろ好意的に捉えています。きっと私たちは似たもの同士かもしれません。いつか己の毒で世界を侵してやりましょう。
    そして、本作はクリエイターの闇に着目した作品ですね。ちょっと古いですが又吉直樹の『火花』もそうだと思います。この作品もオチは「あーあ」となる感じで、本作と通ずる部分があっておもしろいです。もし私が漫才師だったら今みたいに最悪な気分になってTVに又吉直樹が映るたびに電源を切ったことでしょう。
    そういう部分で本作は物書きのリトマス試験紙とも言える魅力があると思います。ともすれば挑発にもなりうる作品です。どういう意図でこの作品を公開したのか私には分かりませんが、私の心を揺さぶる作品を書いてくれてありがとうございました。
    そうは見えないとは思いますが、応援コメントとしてこちらの感想をお伝えします。
    コメントは消していただいても構いません。では、作者さんの他の作品も読みに行ってきます。