第652話 島
「さて、気を取り直して最後の宝箱を開けるとするか………」
今悩んでも答えが出ない課題は明日に悩めばよいのだ。
きっと明日になればきっと素晴らしい回答が見つかるはず。
そんな微妙に後ろ向きな未来思考をしつつ、七宝袋から最後の宝箱を取り出す。
そして、目の前に現れたそびえ立つ巨大な宝箱…………
高さは500m以上、
縦幅1000m以上、
横幅2000m以上の直方体。
もうアンノウンの建造物と言っても良いだろう。
これに匹敵する建物は元の世界でも存在しないに違いない。
こんな巨大なモノを収納し、軽々持ち運びできるのも『七宝袋』があるおかげ。
たとえあの時、創界制御を作り出せる機種がいたとしても、異空間崩壊が差し迫った危機的状況の中では、この巨大な宝箱を収納するのは困難であったに違いない。
何億トン、何兆トンあるか分からないこの重量物をどうやって異空間内に放り込めというのだ。
それなりに時間があれば宝箱を起点として異空間を作り上げることが可能であったらしいのだが。
この場にこの宝箱を出せたのはこの世界の常識に従えば奇跡に近い。
だが、俺や俺のメンバーにとっては、ごく普通のありふれた状況に過ぎない訳で………
ピコッ!ピコッ!
「あいあい! デッカイ! 何、入っているんだろ!」
「キィキィキィ!」
「ギギギギ!」
「やはり空中庭園と同系統の発掘品ですね。植物を植えられる土地があると嬉しいのですが………」
「夢が広がりますね! また花壇を増やしましょう!」
騒ぐお騒がし組に、楽し気に会話を交わす胡狛と秘彗。
他のメンバーも新しく加わる領土へと期待に胸を膨らませている様子。
ただ、そんな中で…………
「……………これはどのような理屈で出現したのでしょうか?」
目の前で発生した意味不明な状況についていけない機種が1機。
無表情のまま、目を大きく見開いて呆然とした様を晒すタキヤシャ。
「空間制御? ………でも、発動した形跡が無い。あれほど巨大な物体がなぜ周りに何の影響を与えず出現するのでしょう? もしかして、幻? しかし、確かにソコにあるという反応が………」
「大丈夫です、タキヤシャさん! 私も初めは驚いたのですが、ヨシツネさんによればいずれきっと慣れるんだそうです!」
熱に浮かれた様にブツブツと呟く後輩へと、似たような経験を持つ刃兼がフォロー。
「…………慣れる? ………私は理屈を聞きたいのですが?」
「シンラさんやヒスイさんがおっしゃるには、それに意味は無いそうです。また、ハクトさんからは『考えるな。多分、感じるしかないんじゃない?』というお言葉も頂いています。私も初めは悩みましたが………、最近になってようやく気にならないようになりましたよ。悩んでも仕方がありませんので」
「…………………」
いっそ清々しいと言える方向へと振り切った刃兼の発言。
そこに一切の迷いも見られない。
そんな刃兼の態度に、面食らったように黙り込むタキヤシャ。
ま、そういうこともあるよね。
考えても仕方が無い事がこの世には溢れているのだよ。
君もいずれ分かる時が来るはず。
白兎と胡狛、玖雀の3機がかりで超巨大宝箱の罠解除して開封。
その瞬間、空を覆うような建造物は瞬く間に崩壊。
光の粒子となって虚空へと霧散。
そして、中から現れたのは、巨大な島……………
「空中庭園の次は、浮遊島ってか?」
地上から数十メートル浮かぶ全長約2kmの島を眺めながら一言。
下からは見えないが、飛行して上から見た玖雀からの報告では、島には森林や丘陵が広がっているらしい。
ほぼ平地であった空中庭園と違い、随分と起伏に富んだ地形であるようだ。
「白兎、偵察を頼む」
フルフル
『りょーかい! 【コスモラビット隊】出動!』
早速飛行可能なメンバーを派遣し、島中を探索させる。
白兎が中心となり、島全体を網羅するように空を旋回。
そして、敵性存在がいないことを確認してからメンバー全員で島へと乗り込む。
降り立ったそこは、まさに人の手が入らぬ無人島そのもの。
辺りには鬱蒼とした森林、切り立った岩場、崖から流れ落ちる滝、
なだらかな丘陵、島の中心に位置する標高数百メートル程の山…………
建物や人工物は存在せず、ただあるがままの自然で彩られた風景がそこにはあった。
正に自然の宝庫といった有様。
人が辿り着くことができない秘境。
「こりゃあ…………空中庭園とはエライ違いだ」
「おそらくコンセプトが違うのかもしれません。あっちが住居なら、こちらは天然の形をわざと残した自然公園なのでしょうね」
「自然公園ねえ…………、俺としてはもう少し実用的なモノが良かったな。『港湾』とか、『工場地帯』とか、『鉱山』とか………」
「マスターがお住まいになる土地なのですから、やはりまず環境が良くありませんと………」
辺りを見渡しながら胡狛と言葉を交わす。
以前、胡狛に聞いた話だと、『空中庭園』と同種の施設がまだまだ存在するそうなのだ。
『空中庭園』をコアとし、周りに同種の施設を接続していくことで、領土を増やすことができるらしい。
だとすれば、この浮遊島を取り込み、空中庭園をさらに広くすることが可能なはず。
なんか秘密基地を増設しているみたいで楽しくなってくる。
「胡狛。この島を空中庭園に接続することは可能だな?」
「可能です。それを前提とした設備のように思われますから。でも、完全な形でドッキングさせようとしますと、少々部材が足りません。バルトーラの街で買い集めないといけませんね」
「折角増えた領土だ。きっちりと俺のモノにしておきたい。金に糸目は………まあ、俺の財産の3分の1くらいは使い込んでも構わないから、街に戻ったら買い出しに行ってくれ」
「承知致しました…………、しかし、その前にこの島全体をもう少し調べる必要がああります。この大掛かりな浮遊物がただの自然公園とは思えませんので。もしかしたら、ナニカ隠さないといけないモノがある可能性がありますね」
「隠さないといけないモノ?」
「これだけ森や山が多いと、探す方も一苦労しますから」
自信あり気な胡狛の表情。
どうやら胡狛は、これがただの浮遊島とは思っていない様子。
そして、その胡狛の推測は的を射ていたらしく、探索を進める白兎から森の奥に神社のような建物を発見したと報告が入った。
「これか? 隠されていたモノは…………」
パタパタ
『隠されていた、と言う程でもないけどね。でも、島の外から発見するのは難しいかな』
白兎に案内され、皆と一緒に訪れた場所。
それは浮遊島の一番高い山の麓をくりぬいて建てられた神社。
高さ数十メートルもある巨大な洞窟に境内や鳥居をそのまま埋め込んだような光景。
白兎の言うように、周りは森に囲まれているから、遠くから見ただけで見つけるのは難しいだろう。
「良く見つけられたな、白兎。よくやったぞ」
フリフリ
『偶然だよ、偶然』
偶然と言いながらも、俺に褒められて喜ぶ白兎。
耳をフリフリ後ろ脚で立ち上がってご満悦そうな様子。
「しかし、森の奥に隠された神社か……………、なんか厳かで神聖な感じがするなあ………」
ピコピコ
『ナニカが封印されていそうな雰囲気。ちょっと探検したくなってくるね』
「それは分かる。少し怖いモノ見たさもあるよな」
パタパタ
『今が夜だったらもっと雰囲気あったよね』
神社を前にして白兎と2人、そんな会話を交わしていると、
「……………僕、こういった雰囲気、嫌い。燃やしたくなる」
機嫌悪そうな口調の物騒なセリフが飛んでくる。
思わず振り返ってみれば、そこには美麗な眉を中央に寄せ、鬼灯のように赤い唇をツンと尖がらせたベリアルの姿。
本人的には不機嫌な表情を表しているようだが、あまりに現実離れした美貌が剣呑さを中和。
少々冷たく見える程度に収まってしまっている。
人によっては不機嫌だとすら気づかないかもしれない。
だが、表面上はどうであれ、核爆弾に等しい危険性を秘める魔王の1機。
本気で暴れられたら、2km程度の島などあっという間に全焼してしまうだろう。
本当にこの場の雰囲気が気にいらないのか、
それとも俺が白兎を褒めたことが原因なのかは知らないけれど。
「コラ、絶対に燃やすなよ。これは俺のモノなんだからな!」
「ぶぅ…………、分かったよ」
俺が注意すると、一応の承諾を口にするが、
「フンッ!」
鼻息を鳴らして、プイッと横を向く。
どうやら拗ねたままであるらしい。
…………全く、困った奴だ。
最近大人しいから大丈夫とは思うが、コイツの場合、急に何をしでかすのか分からない怖さがある。
こんな森の中で炎でも出されたら大惨事は必至。
少しの間は注意して見ていた方が良さそうだな。
「さて、この神社だが…………隠さなきゃいけないモノなのか、これは?」
見た感じただの神社。
お参りするには霊験あらたかそうではあるが、別に隠す必要なんてないはず。
入り口にそびえ立つ鳥居に触れながら何気なしに質問を口にすると、
じっと目を凝らしながら神社の奥を見つめていた秘彗が答える。
「見た所、ナニカの施設のように思えます。外観はただのカモフラージュでしょう。おそらくこの中が本命ではないかと」
推測を交えた回答を述べた後、おずおずと控えめな申し出を口にする。
「マスター、私と胡狛さんで中を調べようと思いますが、構いませんか?」
「ああ、それは構わないが…………、念の為にヨシツネと浮楽、玖雀を連れて行ってくれ」
チラリと横目で白兎とベリアルを見る。
不機嫌な様子でブツブツと愚痴を漏らすベリアルに、
耳を振るって相手をしてやっている白兎。
こういう場面では本当は白兎の出番かもしれないが、苛ついているベリアルを抑える為にこの場に居てもらう必要がある。
だから代わりに機動力に富んだヨシツネと浮楽を派遣。
そして、斥候としての技能を持つ玖雀も付ける。
「では、主様、行って参ります」
「頼んだぞ」
秘彗、胡狛、ヨシツネ、浮楽、玖雀が神社の中へと入っていき、
40分程で帰って来て、皆の前で成果を報告。
その内容は驚くべきことに……………
「き、機械種の生産工場?」
「はい」
胡狛の口から語られた言葉を、思わず聞き返してしまった。
それほどまでに信じられない情報であったのだ。
「マジか…………」
「はい。マジです」
「………………マジかあ」
口から魂が出て来そうになる程の衝撃。
胡狛からもたらされた情報は、この浮遊島の名が『
当たり前だが、人間社会で機械種を生産できる設備なんて存在しない。
未来視を含む俺の記憶の中で、根も葉もない噂話程度なら無い訳ではないが、実際にこの目で見たことは無い。
一部の機械種に最下級機械種を作り出す機能を持つ機種もいるが、あくまで限定的なモノでしかない。
機械種自身、市場では流通しているものの、元を辿れば大半はレッドオーダーを捕まえたモノで、極稀に宝箱から見つけたモノが混じるくらい。
機械である以上、どこかで製造されているのだろうが、それは人知の及ばぬ所であるはず。
そんな中で発見してしまった『機械種の生産工場』。
一体、何でそんなモノがこの浮遊島の中にあるんだろうか…………
あ、そうか。
この浮遊島の名は『
日本神話において、伊邪那岐神と伊邪那美神が『
始祖神とも言えるこの2柱はこの『
即ち、『
つまり、幻想種や神族の名を借りた機械種を生み出す島の名としてはまさにピッタリ。
「……………朱妃イザナミを倒して手に入れるには相応しいお宝と言うことか。でも、機械種って、そもそも人の手で生産できるモノなのか?」
「少なくとも白色文明時代はできたはずです。今の世でその技術を持つのは、帝都ごと白の遺産を自らのモノとした赤の帝国だけですが」
「赤の帝国はどうやって機械種を生産しているんだ?」
「巣を作り、その最奥に生産設備を設置している………というのが最も有力な説ですが、実際に巣を攻略した狩人が生産設備を見つけたという話は聞きませんね。白の教会がそういった設備の一部を確保しているという噂もありますが……」
俺の問いに教師のように形式ばった答えを述べてくれる胡狛。
推測を交えず、世間に流布する公式な情報だけを口にする。
マスターに問われているのだから、いい加減な答えは言えないということだろうけど。
「……………話を戻そう。この神社の中身は機械種の生産施設。つまり、機械種を好きなだけ生産できるということか?」
「生産するのにやはりマテリアルが必要です。おそらく市場で完品を購入するよりはお安く手に入るでしょう。ただし、私が調べた範囲内になりますが、些か制限がかかっているようでして、今の所、最下級の機械種ぐらいしか生産できません」
「な~んだ…………」
胡狛の言葉にガクッと落胆。
機械種を生産できるならストロングタイプを量産して無敵の軍隊を作り上げることができると思ったのに…………
「その制限は解除できないのか?」
「申し訳ありません。制限というより、生産工場を成長させていく必要があるみたいなんです。おそらくはナニカのアイテムを集めて工場に捧げていけば、徐々に生産できる機種もランクアップしていくようです」
「ナニカって何? ……………まあ、それは打神鞭で調べれば良いか。でも、クソ面倒臭いな、ソレ。最下級の機械種から少しずつ、だなんて、ストロングタイプまでどれだけかかることやら…………」
もうこの時点で、俺のヤル気が削がれてしまう。
そういったコツコツやる仕事なんて、俺が最も嫌う類のモノだ。
「一応、この設備は修理工場にもなるようです。ここの裏手に搬入口があるようなので、そちらからなら超重量級も入庫させることができます」
「ほう? それは良いな」
「整備専用車と組み合わせれば、白色文明時代に近い工房が完成しそうです。なので、マスター………」
そこで言葉を切った胡狛は俺と真正面で向き合うような位置へと移動し、
「ぜひこちらの工場の管理の役目をこの私に!」
目をキラキラさせて、俺にお願いしてきた。
グイッと身を乗り出し、両手を胸の前で組んだ状態での力の籠った懇願。
両腕で押し込められた胸のふくらみがムニュッと中央に寄せられたのが分かる。
思わず目が引き込まれそうになり………慌てて別方向へと目線を無理やり離す。
相変わらず、油断のできない少女、胡狛、である。
さらに、胡狛は次の手も用意周到に準備していたようで、
「マスター、よろしいでしょうか?」
今まで胡狛の背後に控えていた秘彗が前に出て来てすかさず胡狛を援護。
「この工場はある意味まだ未完成と言えます。機材を持ち込み、設備を整えなければ宝の持ち腐れ。ですから、ここは専門家であるコハクさんに任せるのが最良と思われます」
三角帽子を胸の前に抱え、凛とした態度で胡狛を推挙する秘彗。
その目は真正面から俺の目を捕らえ、
桜色の小さな唇はキュッと結ばれて真剣な様子を醸し出す。
その堂々とした姿から、些かの私心も無い意見のようにも思えるが………
多分、胡狛はこの神社の中身が判明した段階から、俺に『お願い』するつもりであったのだろう。
技術者としては、この設備を放っておく選択肢などあるはずがないから。
そして、工場を調べる最中に、それとなく秘彗へと根回ししたに違いない。
素直な性格で普段から胡狛と仲の良い秘彗のことだ。
胡狛の熟練した手管にコロッと同調したのであろう。
その証拠に、チラッとヨシツネを見れば、下を向いて黙り込んでいる姿が目に入る。
あれは余計なことを口にしないよう、胡狛から言い含められているに違いない。
中でどんなやり取りが行われたのかは分からないけれど。
こうして横やりを封殺し、サポーターを手に入れた胡狛は、万全の態勢で俺への対峙を臨んだのだ。
ここまで準備を整えられてしまったら、俺としては白旗を上げるしかない。
どの道、この施設を十全に扱えるのは胡狛か白兎くらいであろう。
だとすれば、ここで胡狛を据える以外に選択肢などあるまい。
「まあ、いいだろ。この設備はお前に任せよう」
「ありがとうございます!」
胡狛の輝くような眩しい笑顔。
溌剌とした少女の美しさをこれでもかと見せつけてくる。
この場面だけを切り取れば、女子学生がクラブの対抗戦で勝利を上げたような喜びの発露。
誰も120年以上生きた老獪な機械種だとは思うまい。
「ふう…………、しかし、残念だな。せめてノービスタイプぐらいを生産できたとしたら、この工場で生産しまくって、街で売り払うということもできただろうに」
機械種の生産工場とは思えない外観の神殿を眺めながら嘆息。
ノービスタイプなら1機50万Mは固い。
10機売れば500万M、5億円だ。
たとえ生産コストが半分でも、2.5億円の儲け。
それを数ヶ月続ければ、莫大な資産が手に入る………
しかし、最下級機種など、完品であっても1機10M~50M。
まともな儲けを出そうと思えば数百機を用意する必要がある。
どう考えても手間と輸送コストの方が大きいだろう。
まあ、あんまり完品の機械種を持ち込めば、必ず疑う者が出て切るだろうから、そう簡単にはいかないだろうけど。
「そうですね、今の工場の状態だと、どう考えてもビーストタイプの最下級………、無理すれば、ビーストタイプ下級の【機械種ラビット】くらいは生産できるかもしれませんが…………」
俺の言葉を受け、胡狛がそう返事をした途端、
即座に白兎が動いた。
脱兎の勢いで神社へと駆け出したのだ。
その理由は実に明白。
白兎の野望は『この世を機械種ラビットで埋め尽くす』ことなのだから。
「や、ヤバい! 誰か、白兎を止めろ!!」
白兎の意図を察知した俺はすぐさまメンバーへと命令。
どう考えても白兎は機械種の生産工場で自分と同じ機械種ラビットを量産するつもり。
それは間違いなく世界の危機。
何としてもそれだけは阻止しなければ…………
『こぼれ話』
機械種の生産工場がある。
そんな噂話が出ては消える都市伝説みたいなモノで、生産型の機械種を使って下級機種をボチボチ作り出しているだけのことも多いようです。
しかしながら、白の教会が『限定的な機械種生産工場』を保有しているという話が実しやかに囁かれており、各国の上層部は恐らく真実であろうと思っています。
それが本当に機械種の生産工場なのか、それとも生産型の機械種を使って生産しているだけなのかは不明です。
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