◇閑話.人物紹介.その13 ―――――――――

 ※このエピソードは、

  181話~195話にて登場、もしくは新しい情報の出た登場人物の紹介です。

  一部にネタバレも含みますので、先に181話~195話を

  読まれた後に目を通す事をオススメします。


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『タンクリオン』

 ・男

 ・13歳

 ・T154

 ・ヤンチャそうな少年。

  7人の子供たちのリーダー的存在。



 ・ある町の後ろ暗い路地裏スラムで育った孤児の男の子。

 ・世に悲観することもなく、たくましく暮らしていたが、

  5歳の時に現役時代のアイリーンに出会い、その活躍と強さに感動して

  アイリーンのような強い戦士になることを目指すようになった。


 ・後に自分についてくる子分的な6人の孤児たちと一緒に、

  自己流で鍛錬にいそしみ、知識をたくわえ、

  暮らしていた町を飛び出して旅にでた。

 ・かつてアイリーンに最低限生きていくためにと受けた教えが根底にあるため、

  少年少女とは思えないくらいデキる・・・

 ・中でもタンクリオンは、

  意欲とリーダーの責任感がある分、特に頭一つ抜けており、

  その実力は主人公の護衛の兵士がおおいに危機感を持つほどと優秀である。


 ・アイリーンからは、ターポンと呼ばれているが、

  本人は間抜けそうな呼び名なのでいやがっている。

 ・タンクリオン達はアイリーンの事を「姐御(あねご)」と呼んでいるが、

  再会した際の会話の流れで「姉貴(あねき)」に変化した。


 ・その育ちゆえ仕方がないが、一切礼儀作法というものがなっていない。



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『ロギュエール』

 ・男

 ・29歳

 ・T160

 ・小柄軽量な兵士


 ・早馬を操る伝令役の兵士。階級は特務少尉。

  (特別な任務においてのみ、階級以上の待遇・越権が許される)

 ・田舎から出世を目指して王都に出てきた小柄な男で、

  兵士に志願するも最初はなかなか苦労した。


 ・10年かけてようやく尉官になった遅咲きだが、

  その10年間で培った馬術という一点突破な得意のおかげで、

  伝令兵として高位者のお供をする機会に恵まれている。

 ・その代わり、兵士としての戦闘能力が及第点以下。


 ・故郷に錦を飾ることを目標にしているため、

  どんな雑務であろうと全力で取り組むひたむきな性格。

 ・なので実年齢よりも若く見られがちで時々、

  中年のベテラン兵士達から新人と間違われる。


 ・なお、本当はロエルという名前だったが、

  兵士になるにあたり迫力がないと思い、みずからロギュエールと改名した。



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『エイルネッタ』

 ・女

 ・52歳

 ・T180

 ・大柄なベテラン上級メイド

 ・実年齢より若く見られる



 ・頼もしい風格と体格をもつ、

  ルスチア=ハーク=アンストエリ第四宰相夫人付きの専従メイド長。

 ・常時非常に落ち着いている肝の据わった女性で、

  王家の人々ロイヤルファミリーの専従メイド達の中でも屈指のメイド。


 ・己の立場をわきまえているのと同時に、必要であればしかと主を諫めたり、

  貴族諸侯とも笑顔で言葉の殴り合いに真正面から応じることができる。


 ・先々代の王(主人公の祖父)の時代に僅か5歳で王室に仕え始めた時は、

  さすがに不出来な見習いであったが、王室の面々によくしてもらってきた結果、

  その恩義に応えようと頑張り、いつしか王室メイド達の鏡の1人になっていた。


 ・年齢はめしているが、その雰囲気と完璧な所作、そして風格のおかげもあって、

  だいたいの新人メイドは彼女のことを30代後半、

  どんなに年めしていたとしても40代前半くらいと思い、

  後の彼女の実年齢を知った時に驚くハメになるのが定番の流れとなっている。



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