少女探偵

ハイブリッジ万生

裏山1

俺の名前は裏山詩歌。


ん?なんて読むのかって?


そのままよめ!


うらやましいかだ!


え?もちろん、俺はなにもうらやましくない。


はいはい、そのへんのイジリは小学生のころから慣れ親しんでるので全然凹まないぞ。


しかし、あんまり執拗しつこいと手が出るかもな…気をつけろ。


なにせ、おれは裏山流師範代の裏山竹刀を父親に持つ正当後継者だった男だからな!


え?聞いたことない?ま、裏山流裏拳はどちらかというと、秘密裏に開発され裏の社会では、ある意味最強とうたわれた秘拳であるからして...まぁ、知らないのも無理はない。


え?父親の名前はなんて読むのかって?


だから、そのままよめ!


うらやましない、だ。


ん?なんで、同じてつを二度踏んだのか?


それは、俺にもわからない...相当なトンチンカンなのか...もしくは、壮大な嫌がらせ、もしくは、ドッキリ、もしくはわざと崖からわが子を落として見るというネジ曲がった愛情表現なのかもしれない。


いづれにせよ、一つだけいえることは、私は探偵であるということだ。

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