雪が降る
雪が降る。
細かい雪だな。
粉雪って言うのかな。
うっすらと街が雪化粧する。
好きなバンドのライブが近くで
あるから
行きたいな。
行きたくなって来た。
小さなライブ会場。
僕は頼りなげな傘と
ウインドウブレーカーを着て
街に出た。
息が白い。
当日券は売り切れ。
残念だ。
残念だが、僕はどこか
ホッとしていた。
なぜなら
別れた前の前の彼女も
好きだったバンド。
鉢合わせたら
イヤだった。
違う?
会いたかった?
……さみぃから、
ラーメンでも食って
帰るかぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。