第9話 心を豊かにするモノ…厳選BEST.5
①本、映画、音楽。
この辺りは定番かな。敢えて説明する必要はないように思う。本にはマンガ、小説。小説にも、ラノベ、純文学等含まれます。映画は言わずもがなで、音楽も、きちんと詩を理解して楽しめば、本来の価値の2倍、3倍は楽しめます。
②父親、母親の言葉。
【親の小言と、なすびの花は、千に1つも無駄がない】。父親や母親の人生の何分の1かを共有、理解できたなら、あなたはそれだけで、無駄な人生、遠回りを回避することが出来る。自分の特性を知り、遺伝体質を知り、それらを知ることによる、親の失敗から学ぶことの意味は大きい。父親を嫌ったり、親と会話しなかったり、それはそれで理由があるとは思いますが、思春期であるならいざ知らず、もしも大人になってから両親を憎んでいるとしたら、それは自分に人格障害があると疑った方がいい。同族嫌悪で両親を嫌っているのでしょうし、結婚して、子供を育てたことがないのなら、なおさらその理論に落ち着くでしょう。人間的に未熟だと自ら烙印を押しているようなものです。 できることなら、おばあちゃん(祖母)、おじいさん(祖父)とも交流して、戦争を含めた色々な話、遊びや人生について共有できれば、自分の特性、性格を知る意味でも有意義な人生を送れると思う。
③仕事。
これには2つの持論があります。1つの会社を長く勤め上げる、いぶし銀のようなタイプと、様々な業種、多種多様な会社でもまれ、自分を強くしていくタイプと、大きく2つに分かれる。1つの企業を長く勤めるタイプは、これはこれで忍耐力が必要で、専門職を含め、深い知識、技術が得られる。給料も破格で、人生設計を練りやすい。 もう1つは広く浅く、多種多様な企業で、他流試合を重んじるタイプ。深い専門知識は望めないが、雑学に富み、どこでも、どんな環境、逆境に耐えられるだけの人間的な深み、けして折れないタフネスさ、強さを身につけるタイプ。
どちらがいいかは、自分でもよくわかりません。
どちらも利点があり、もちろんではあるけれど欠点がある。
自分は、勤続40年の、融通のきかない父親みたいにはなりたくない、その思いだけで転職を重ねてきたように思う。
真面目な父親への反発、頑固一徹で不器用な、応用力のない、そんな人生がとても無能に見えてしまって…。
でも今になって、父親の偉大さに気付くことが多く、父親への越えられない壁を感じることが多い。
子供を4人も成人にまで育てた両親は立派だと思うし少ないながらも財産を残したことに感服する思いだ。
④友人、知人、会社の同僚。そして上司との出会い。
これは良い上司、良い友達ばかりが人生に深みを与えるかといえば、そうではない。反面教師も含め、出来の悪い上司からでも、学ぶことは多いし、要は本人の学ぶ意欲次第だと思う。
バカは、松下幸之助先生みたいな偉大な師からでしか多くを学べないが、学ぼうと思えば、自分の親、祖父、兄弟、身近な問題からだって多くを学ぶことはできる。
学生時代は、やはり友人や知人から影響を受けることが多いので、学生時代に限っていえば、悪友に限らず、良質な友達関係を築けるような仲間を欲するべきだと思う。
いいことは、いいと言い。
間違った道に進めば、キチンと指摘してくれる友人。
お互いに影響を与えられる関係がいい。
⑤異性。
これはとても大きな影響を与える必須アイテムです。親からの言葉は聞きづらくとも彼女や彼氏の指摘なら素直に聞ける人達は多い。趣味や考え方、人生設計、これらのことがキチンと思い描けない人は、若い時分、特に異性の力が足りていないように思う。
そして異性の中でも結婚。
これは一大イベントといえる。
夫婦が、お互いに与える影響は、とてつもなく大きいし、親以上に一緒に過ごす期間が長い場合もあるので、パートナーの占める割合は、【心を豊かにするモノ…BEST.5】の中でも特段に大きい。
そしていずれ子供ができるわけですが、子供が親を育てると言われるように、結婚したことがない人、子供を育てたことがない人は、残念ながら人生の醍醐味を知らずに人生を終えることになる。
子供を産み、育て、そこから知ることは実はとても多くて、学ぶことも多いし、自分を成長させることは確かである。以上、【心を豊かにするモノ…BEST.5】でした。
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