しにてぇ身体
心がしにてぇと呟いた
頭が駄目だよと宥めれば
心臓が鼓動を早くして焦らせる
じわじわ
じわじわ
汗が出る
心がしにてぇと俯いた
頭が少し困っている
心臓はとくとく言ったまま
身体がいきてぇと慰めた
じわじわ
じわじわ
寒気が上り詰め
何をしているかも分からない
水をくれ
水をくれ
この痛いのをなくしてくれと
心が死なせてと顔上げた
頭は黙って心臓なぜた
ゆっくり
止まる訳が無い
痛い痛いとのたうちまわる
俺は何か悪いことをしたのかと
したのかと、したのかと
心も頭も心臓も
泣く泣く、お前を慰めない
昨日も過去も忘れて苦しい
口から「しにてぇ」と呟いた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます