今日から家族で異世界生活始めます。

第1話 プロローグ

家はどこにでもいる平凡な家族だ。

そう、朝、僕が玄関のドアを開ける前までは・・・

その日は土曜日だった

学校もお休みだしこの休日を朝から楽しまなくては！僕は浮かれていた、なぜなら

今日はずーっと楽しみにしていたラノベの新刊がでる日・・・はーーーこの時を何カ月待っていたことか・・・

商店街の本屋もあと１０分で開く！

今日は朝からゆっくり読書と決めていた。

誰にも邪魔されない土曜日の僕だけの時間。

ご機嫌に鼻歌まじりで玄関のノブに手をかけた。

ガチャ

「・・・え・・・？」

清々しい風と共に僕の目に入ってきたのは鬱蒼と生い茂る草木・・・森の中？・・・ホワッツ？

・・・パタン・・・

目をこすってみる

・・・カチャ・・・

「・・・ん・・・？」

やはり玄関の外には見たこともない景色が広がっている。

そうか・・・夢か・・・夢なのか？

ベタではあるが頬っぺたを思い切りつねる

「いででで・・・」

痛い・・・。

「うそだろーーーーー？？？？？」

そうこの時から僕ら平凡な家族の非凡な異世界での生活が始まったのだ！