11

 激痛が全身を駆け巡って、もうどうにかなりそうなとき。考えとか、思いとか、そんなものどこかに吹き飛んでしまって。正真正銘、頭の中が真っ白に塗り替えられてしまいそうなとき。

 そんなとき僕は現実へと引き戻された。

 生暖かい感触。顔中がしびれて動かない。やっとの思いで重いまぶたを開き、目の前が見えてくる。そこにはバケツを持った藤ケイコがいた。顔にかけられたのは、どうやらお湯みたいだった。

 彼女は誰かと話していた。ジーンズにミリタリー調のコートを羽織った、茶髪の若い男だ。彼はナナさんが言っていたチンピラとか、ヤクザとか、半グレっていうのに見えた。

 二人でなにか喋ってから、藤は男を帰した。そして代わりに僕に向けて嫌味な笑みを浮かべた。

「よかったわね、三上ナギサくん。愛しのナナさんが君を助けに来てくれたってさ。もう私が雇った若い連中が五人もやられたって。もうあっという間にさ。ほんと、あのクソアマはムカつくほど腕が立つんだよね。大の男が五人でかかっても、女一人殺せないなんて。ほんとムカつくよ」

 彼女が手に持っていたハンダゴテは、いつの間にかナイフとライフルに変わっていた。黒光りする諸刃のダガーナイフ。手の内でくるりと回すと、彼女はそれを僕の首筋に突き立てた。

「立って。移動するわ。ヤツが君を助けに来たってことは、つまり『君が牧志ミヒロを脅すに足る存在だ』と証明されたわけなの。だったらそれを最大限活かさない手はないでしょ?」

「あの人をどうするつもりですか?」

「そうね。まずは畔上マヤの居所を吐かせるけど。そのあとはどうしようかしら。生け捕りにするのもいいけれど、せっかくなら手足の一本や二本切り落とした上で、ボスに献上するなんてどうかしら。ま、それがダメなら殺すけどね」

 屈託のない笑みを浮かべて、藤ケイコは僕を羽交い締めにした。首にナイフを当てたまま。彼女はぺろりと僕の頬を舐めた。

「おしっこの味がするわね。ダメなワンちゃん。早くエサとして機能してね」


 空は白み始めていた。でも、雪は止んでいなかった。底冷えするような寒さ。でも風は吹いていない。ひらひらと舞い落ちる大粒の雪たちは、積もることが目に見えてわかる降り方をしていた。

「ボスがもう少しカネを出してくれれば、私もこんなチンピラ風情を雇わなくて済んだのだけれど。相手があの牧志だと言ったら、もう少し予算をくれたのかしら」

 彼女はそう言いながら、ナイフを持つ手で僕を押しこくった。切っ先が僕の背を這い、先へ進めと囁く。僕には従うしかなかった。小便まみれのスラックスが、雪と冷気で凍ってしまおうとも。ただ足を前に進めるしかなかった。

 やがて藤ケイコは、アトラクションの待機列近くで足を止めた。列といっても、もはや鉄製のポールと鎖が置かれただけ。ここに並んで、遊具に乗ろうなんて人はいない。あるのはレトロな蒸気機関車を模したモノレールだけだった。これで園内を一周するんだ。僕もマヤと一緒に来て、一回だけ乗ったことがあった。あのときは十五分待ってやっと乗れた。

「あー、あー、聞こえるかしら」

 耳に指したインカムに向かって、彼女は叫んだ。なんと応答したかは、僕には聞こえなかった。でも彼女の語り口で、だいたいどんな会話かは想像がついた。

「もうわかってるでしょうけど、ネズミが一匹潜り込んでるわ。女よ。モッズコートを着た女。リボルバーと、セミオート・ライフルを持ってるはず。はっきり言ってあんたたちよりずっと腕が立つ。女だと思って見くびらないこと。頭を使いなさい。生け捕りにしたらご褒美をあげる。殺したら、まあその半分ぐらいのご褒美をあげるわ。それじゃあ、行きなさい……アウト」

 通信を切ったのだろう。

 インカムにもう一度触れると、彼女はまたあの笑みを浮かべた。香水のにおいをふりまきながら、あの屈託のない恐ろしい笑みを。

「牧志だって超人じゃない。大の男に組み伏せられれば、ただの女よ。私たちは、その様子をじっくり楽しみましょう?」

 ナイフが僕を誘導する。突き立てられたダガーは僕の背をなぞり、駅舎へいざなった。


 モノレールはもちろん動いてなかった。けれど、電源を入れたら別だ。駅舎の二階にはスタッフしか入れない管理室があるのだけど。そこで電源盤のスイッチを入れたら、すぐだった。マスコンみたいなレバーを押し上げ、遠隔操作で操縦。まもなく、雪の中を蒸気機関車が走ってきた。ギシギシと金属のレールを擦る音を響かせながら。今にも脱線しそうな様子だったけれど、それは動いていた。

「さあ乗りなさい。これで移動するわ。あの女がどんなに凄腕でも、動いている列車の中、人質を抱えた犯人だけを撃ち抜くなんて。そんな曲芸コトはできないもの。安心しなさい、まだ殺さないから」

「……ナナさんはぜったいに僕を助けてくれます」

「あらそう。生意気ね。もう一度しょんべん漏らせばいいのに」

 ナイフを突き立てられ、そのまま膝蹴りを喰らい、僕は列車の中に押し込まれた。すぐに扉は閉じて、次の駅までの自動運転を開始する。


 列車が走り出した。軋んだ鉄路の上を、今にも壊れそうな音を鳴らしながら。単線の上、一対の車輪でレールを挟み込んで。

「そこでじっとしてなさい。反抗的な子は、お姉さんキライだから」

 言いながら、彼女は僕の頬を思い切り叩いた。衝撃で身体が吹き飛んで、床に倒れてしまう。立ち上がろうとしても、右足の火傷が痛くって、それどころじゃなかった。

 それからすぐに、彼女はコートのポケットに忍ばせていた手錠で僕の自由を奪った。両手に手錠、右足に火傷。これでもうまともに動けるはずがない。それも移動を続ける列車の上からだ。ここから飛び降りて逃げ出そうなんて、考えてもやらないだろう。レールは高さ五メートル近くまであがっていたのだから。

 そうして僕の拘束を確認してから、藤ケイコはライフルを構えた。僕の腰丈ぐらいまではありそうな巨大な銃だった。

「牧志はワンコくんを助けるためにここへ来る。だったら、それまでに私が撃ってあげないと。ねえ、左右の手足だとしたらどれがいい? 私、射撃には自信があるのよ。せっかくだから希望を聞いてあげる」

 列車の窓を開く。吹きすさぶ冷風。雪が入り込んでくる。暖房が死んでいる車内は、もう外と変わりなかった。

 窓のサッシを三脚代わりにしてライフルを構えた。

「答えないってことは、ランダムで良いってことにするわ。オーケー、頭と心臓は外す。それ以外であの女をいたぶるわ」

 宣告する。

 僕はそれに何も言い返せなかった。両手は縛られてるし、右足は痛くて動かせない。左足だけで何とか立とうと頑張ってみるけど、立ったところでどうなるかはわかってた。藤ケイコが、腰に差したダガーナイフで左足も突き刺す。僕は両手両足を奪われて、本当に人質として以外の機能を失う。そうなるに決まってる……。

 恐怖で汗がにじみ、心臓の鼓動が早くなる。口が渇き、呼吸が早くなり、そして冷たい空気が喉を凍らせた。喉奥から血の味がする。

「……見つけた。撃つわ」

 言った。

 引鉄に力がこもる。それはナナさんから自由を奪うまでのカウントダウン、そのものだった。

「牧志、おまえは赦さない」

 銃声がした。

 低く押さえられた破裂音が、遠い世界で轟いた。


     *


 早朝のみなとワンダーランドは、不気味な雰囲気に包まれていた。張りつめた空気は、殺意を伝染して伝えるよう。わたしには、藤ケイコあの女の殺意がヒリヒリと伝わってきていた。ナイフで頬をなぞるように、冷気が古傷をえぐっている。

「まあ、やっぱり奥に何人か控えていたか」

 入場ゲートの陰に隠れて、わたしは銃を構えなおした。RFBのスコープを照準器アイアン・サイトに切り替え、近距離戦闘CQBに備える。

 奥の警備室からぞろぞろと私兵たちが現れた。その格好は種々様々。ミリタリー調のコートを羽織った者もいれば、レザージャケットの者も、はたまたラフなダウンジャケットの男もいた。だが彼らに共通しているのは、みなその両手に旧ソ連製の騎兵銃カラシニコフを握っていたことだった。まあ、どれもアジアの小国で作られたコピー品なのだろうけれど。でも、そのどれもが7.56ミリ弾を連続発射できることに変わりはない。対してわたしの装備は? RFBは単射しかできないセミオートだし、K6Sには軽装弾.38スペシャルを装填してある。本当は357マグナムを装填できるのだけど、メインアームを即座にカバーできるようにとセッティングしたのだった。

「まったく、ここまでの数を相手にするとは思わなかった」

 ――でも、それだけも焦ってるってこと?

 いや、それはない。あの男が焦っていたら、もっと訓練された私兵を寄越してくるはず。こんなチンピラを頭数だけそろえてきたのは、やはり藤ケイコを見捨てているから? それともわたしが見くびられてる?

 ――どちらにせよ、全員始末するしかない。

 セレクターは発射可能ファイアへ。伸ばしていた人差し指をトリガーにかけた。

 柱の陰から飛び出す。

 読み通り、連中の反応は遅かった。喧嘩慣れはしているみたいだけど、こういう戦いはあまり慣れていないんだろう。あっても車で敵組織の事務所に乗り付けて、ライフルを乱射して、蜂の巣にしたら退散とか。そういう程度なんだろう。抵抗する相手と戦ったことはないに違いない。だからわたしへの反応は鈍かった。

 トリガーを絞る。サプレッサーに減衰させられた銃声。金属音と破裂音は雪と森とに吸収される。代わりに断末魔が轟いた。ダウンジャケットの男が頭から血飛沫をあげて倒れる。みぞれの上に真っ赤な絵の具がしたたり落ちる。

「こっちだ! 女がいたぞ!」

 一人が叫んだ。

 それがスキになっているなんて思いもせずに。わたしは叫ぶ男に鉛を喰らわせた。二人目があっけなく倒れ、もう一人が怯え出す。

 わたしはモッズコートのポケットから、ひっかけていたスモーク・グレネードを取り出した。ピンを抜いて投げつけ、退路を確保する。多勢に無勢では、ゲリラ戦に撃って出るしかない。

 グレネードが炸裂し、煙が噴き上がるのを見届けると、わたしは再び物陰に隠れようとした。

 そのときだった。

 銃声はなかった。

 ただ痛みだけが瞬間的に発生した。震源地は右肩。骨を砕かれたような痛み。筋肉に力が入らない。一瞬、RFBが掌から滑り落ちそうになった。

「くっ、スナイパー……どこから……!」

 考えられる可能性は一つ。

 このチンピラ連中に、狙撃なんて高等技術テクがあるはずがない。それも、わたしが気づかないような距離から狙って、あまつさえ当てるなんて。

 わたしを撃ったのは、藤ケイコだ。

 すぐそばにあったお化け屋敷に飛び込むと、わたしは待機列の窓から外を眺めた。チンピラ連中は混乱しながらも前進を続けている。問題は藤ケイコだ。あの女はどこに? ナギサくんがいるとしたら、きっとあいつのそばだ。

「誤算ね。右肩がまともに動かない……左で撃つしかないか」

 RFBをギターケースにしまう。代わりにK6Sを取り出したけれど、左で握るのには違和感があった。右でも左でも撃てるよう訓練したことはあったけれど。それでもわたしは右利きだ。右と同じように、左で撃てるはずがない。それでこの状況をひっくり返すなんて、少し心許なかった。

「どうするミヒロ? チンピラ連中はどうにかできるとして。この状況でどうやってあの女からナギサくんを奪還する?」

 モッズコートの右肩が血で滲んでいく。わたしの命を侵すみたいに。

 でも、やるしかない。

 これはわたしが招いた状況なのだから。


     *


「包囲して。ヤツは手負いよ」

 一発、ライフルから銃弾を放ってから、藤ケイコは言った。それはつまりナナさんが撃たれたということを意味していた。

 モノレールは進む。ゆるやかにスピードを落としながら、園内の駅舎の中へ。さび付いた屋根の下に入ると、雪は静かにその姿を消した。

「さあ、ワンコくん。降りるわよ」

「……どこへ行くんですか」

 やっと幾分か足の痛みが和らいできた。でも、引きずる度に激痛が走る。立ち上がるのも、誰かの手助けなしには厳しかった。

「決まってるでしょ。牧志ミヒロを捕らえにいくのよ。君も見たいでしょ? 愛しのナナさんが無様にのたうち回るサマを」


 モノレールが停車したのは、みなとワンダーランド中央東側の駅。東西南北四つの駅舎があって、園内を自由に行き来できるのだけど。このへんは特に絶叫系のアトラクションが多いエリアだった。錆びたジェットコースターのレールが頭上に伸びているし、右手にはフリーフォール、左手にはお化け屋敷があった。

 廃病院を模したアトラクションには、珍しく人だかりができていた。でも、それはお化け屋敷に並ぶカップルの待機列じゃなくて。ナナさんを追い立てる殺し屋の群だった。ライフル銃を持った大男たちが大挙して、廃病院を囲んでいる。

「あいつはここに逃げ込んだの?」

 藤ケイコが問う。

 すると大男の一人がうなずき返した。

「間違いありません。煙幕を投げた後、このなかに逃げ込みました。もう袋のネズミですよ。あとは姉御が捕まえてくれれば」

「そうね。上出来。でもさ、キミってばその姉御って呼び方止めてよね。私、あの女と違ってそういうガサツな人間じゃないから。スマートに終わらせましょう。のたうち回るあいつを、無様に見下してね」

 言って、彼女は大男に狙撃銃を預けた。代わりに男が持っていたライフル銃を奪うと、片手でそれを構えた。空いた左手は僕の首筋をつかんだ。制服の襟首をつかむと、彼女は強引に僕を引き寄せる。ワイシャツの首が締まる。無理に抱き寄せると、僕を盾にしてライフルを構えた。ちょうど僕の右肩を支えにして。

「ワンコくん、キミは私の盾になりなさい。そうしたら、あの女も迂闊に攻撃できないでしょ?」

「つくづくずる賢いですね、藤さんって」

「ありがとう、最高のほめ言葉よ。ほら、歩いて。一緒に肝試ししましょ」

 僕を盾に、廃病院の中へ。封鎖されたドアを蹴破って、僕らはアトラクションに進入した。


 廃病院のなかは、もぬけの殻だった。電源が落ちたお化け屋敷なんだから、なにもなくて当然なのだけれど。

 あるとすれば、血糊が撒き散らされた廊下だとか。扉からはみ出た作り物のミイラだとか、あとは意味もなく転がる包帯や注射器の群れだとか。本当ならそこにゾンビの格好をした出演者がやってきて、僕らを脅かすのだろうけれど。廃園にそんなものがいるはずがない。ここにいるのは、僕と、藤ケイコと、そしてナナさんの三人だけだった。

「どこへ逃げても無駄よ。この『呪縛病棟』ってアトラクションはね、出口と入口が一本道でしかつながっていないの。入場者が迷わないようにね、そう作られているのよ。抜け道としてスタッフ用通用口があるけれど、残念ながらそこは私の味方が押さえているわ。言ってる意味わかる? つまり逃げ場はないってこと」

 彼女はそう宣言し、僕を盾にしまたた進んだ。薄暗い空間には、かすかに漏れる太陽光と、非常灯の明かりだけ。でもその非常灯も、きっとどこかの非常用電源から取られた最低限のものなんだろう。今にも消え入りそうな光で、足元を照らすには心許なかった。

「安心なさい、牧志。別に私はあなたを殺そうってワケじゃない。そりゃ、ちょっとはいたぶってやるかもだけど。でも、私の目的はあなたの殺害ではなくて、あなたが誘拐した目撃者――畔上マヤを消すことだから。わかるでしょ? あなたが畔上マヤってカードを切らずにいるのは、私の上にいるに近づきたいから。その交渉材料にとって置いてるんでしょう? なんたってボスは、あんたの親の仇らしいじゃないのさ」

 彼女はそう言って高らかに笑った。だけど、その笑い声も突然なりを潜めた。何か物音がする。それに反応したのだ。

 直後、藤ケイコは引鉄を引いていた。ライフル銃は一秒間のうちに五、六発の弾丸を乱射した。パンパパパン、パン、パン。耳元で鳴り響く銃声は、僕の鼓膜を突き破るような勢いだった。右耳がキンキン鳴っている。頭が割れそうに痛いし、火薬が爆ぜた光は、視界さえも奪ってしまいそうだった。

「チッ、人形か。命拾いしたわね」

 転がり落ちてきたのは、ゾンビを模した人形。上半身だけの人形が棚から崩れ落ちた。その胸元には星座みたく弾痕が穿たれていた。全弾命中していたのだ。

 ――もしこれがナナさんだったら……?

 終わりだ。

 彼女は、けっしてナナさんを殺しはしないと言ったけれど。でも、そんなの信用できない。

 盾としての僕を抱き寄せる彼女からは、もう甘い香水の匂いはしなかった。血と汗と、そして火薬と、死の匂いがしていた。

「もう一度言うわ。私はあなたを殺す気はない。でもね、この少年は別よ。ボスと取引がしたいのなら、早く出てきなさい。さもないと、この少年は――」

 暗闇のなか、氷よりも冷たい殺意が喉元にあてられた。ナイフの形状をしたそれが、紛れもない殺意だとは、視覚に頼らずにもわかった。だめだ。ナナさん、助けて。僕はもう――


「ナギサくん! 伏せて!」


 そのとき、光がほとばしった。

 その光がなにかはわからなかった。だけど、とにかく何かが光ったんだ。目を焼き焦がしてしまいそうなほど強烈な光。夏の日差しを目いっぱいに浴びたみたいな光。それが僕らの視界を焼き焦がして、次の瞬間には世界は反転していた。

 足がもつれ、腕もまともに動かせず、僕は転んでいた。そして転んだ僕を誰かがすくいあげていた。

 光で目は見えづらかったけど、声音で誰だかわかった。

 ナナさんだった。

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