世界最強の姉が全肯定してくれるから、世界最弱の僕もなんとか生きられています。

瀬奈

第1話 母性本能?否!姉性本能!


 僕のお姉ちゃんは最強だ。

 義理でもなく仮でもなく。血のつながった本当の姉は、今この地球上に存在する中で最も強い生物なのである。これは本人に聞かれたら怒られてしまうだろうけれど、その強さは「生物を超えた生物」とも言えるかもしれない。

天真爛漫、才色兼備、文武両道、唯我独尊。彼女は誰と戦っても。なぜなら、そういう《魔法》を使うからだ。宇宙の法則から愛された女。それが僕のお姉ちゃんなのである。

 一方の僕は、「世界最弱」だった。勝負を挑み、相手を跪かせるのが魔術師の本懐とされるこの世界で、僕は誰にも、一度も勝ったことがない。お姉ちゃんは、本当はあなたが世界で一番強いの、なんて言うけれど。それはきっと、僕がお姉ちゃんの弟で、いつだって守られるべき存在だからなのだろう。お姉ちゃんは決して嘘はつかない。だから自分の中の何かを認めてくれているのだとしても、思考は自然と後ろ向きにならざるをを得ないのだ。それほどに、僕は世界から嫌われていた。どんな努力も実りはせず、どんな工夫も誰かの才能の前に朽ち果てる。

 ——―でも、それでもなんとかここまで16年も生きてこれたのは、まずお姉ちゃんのおかげであることに間違いない。

 これは、僕の物語ではなく、世界最強の姉の話だ。全てを否定し、全てを肯定する強さを持った女性の神話だ。

 さて、まずはじめに。その世界最強がどこでどうやって過ごしているのかから、説明しなくては。

 もはやだれもが知るように、時が現代社会に至るにつれて、魔術の力は隠されたものとなっていった。「神秘は神秘に」これは魔術世界に存在する幾つかの原則うちの一つだ。

 魔術の適正を持った人材は、夢を通して自分には特別な力があることを知る。僕もお姉ちゃんも、時期は違えど、同じような夢を見た。それはとても心地の良いものだけれど、今はその詳細について多く語るべきじゃない。

 とにかく、魔術の力を持ち、選ばれた子供たちは、世界中に存在する魔術学院に所属することになる。そこは競争の激しい場所だ。僕たちは極東の魔術学院・サレカットで教育を受けることになった。極東といっても、場所は日本だったから、イギリスにある魔法学校に通うことが決まったかような感動は、そこには無かったのだけれど。

 お姉ちゃんは僕より2年早くサレカットに所属して、魔術を学んでいた。といっても、お姉ちゃんとは年が2つ離れているのだから、当然と言えば当然だろう。

 僕が11歳で魔術学校の門をくぐった時、お姉ちゃんはすでにその才能を開花させていた。天才・九石桃華さざらし とうかの弟がやってくるというので、最初のころは注目を浴びたものだったけれど、僕の才能を目の当たりにした周囲の魔術師質はすぐにその限界を悟ったらしい。まるで腫物を扱うかのように、僕は逆の意味でアンタッチャブルな存在となってしまったのである。文字通り無視されたり、椅子と机がなくなるといったような扱いを受けた。はじめのうちは、お姉ちゃんに対する嫉妬心の矛先を無能な弟に向けるという側面もあったと思う。けれど、そんな境遇も直ぐに変わってしまった。

 そう。僕が入学してから一年と経たない間に。

 お姉ちゃんが世界で最強の存在となったのである。

 魔術で最も強大となるということは、どんな物理的な兵器にさえ対抗しうる力を持っているという意味でもある。現代国家を束にして相手取っても、決して負けはしないだろう。それほどに、頂点とは異質な存在なのだ。

 どうしてお姉ちゃんがそんな風になってしまったのかは、詳しいことは僕もよく知らない。それまで栄華を極めていた稀代の魔術師を、最後は右ストレートで殴り倒したというのを聞いただけだ。つまり、限りなく水平に近い台形をした魔術師の実力分布図から、独立して浮いたような頂点。それが、僕のお姉ちゃんに取って代わられたというのである。

 サレカットでの扱いは変わったものの、魔術世界全体でいえば、僕はさらに追いつめられる形となってしまった。

 それは当然、最弱の僕が最強の姉の唯一のウィークポイントとなってしまったからである。

 それからというもの、最強の座を奪わんとする世界中の魔術師たちから命を狙われることとなった僕は、サレカットにとどまることが出来なくなってしまった。

 僕を退学にさせろというほかの生徒の父兄からの署名は、なんと99.9%の合意を得たらしい。つまり、僕とお姉ちゃん以外の全員が、僕の退学に同意したのである。 

 結局、僕は自主退学という形で、サレカットを去ることになった。

 通常、正規の魔術学校を卒業せずに去ったものは、魔術の使用を禁じられる。けれど、僕は特例で許されることになった。義理堅い魔術世界のお偉いさんがお姉ちゃんに忖度した結果なのか、それとも魔術の使用が許可されたところで大したことはできないと値踏みされた結果なのかはわからなかったけれど。

 その後、飛び級でサレカットを卒業することになったお姉ちゃんが、世界中を旅してまわるというので、僕はそれについていくことにした。

 つまり今、僕とお姉ちゃんはその旅の途中なのである。

                  1

 シリアの空港は想像していたよりも整然としていた。それでもいくつかの滑走路は戦火の影響を受け、所々にアスファルトの残骸を残している。

 空港のロビーのいるに座り、砂塵の舞う晴れた空を見上げる。待合室には他には誰もいない。僕はサレカットの暗い大理石の礼拝堂に、キャンドルの無機質な匂いが充満しているのを思い出していた。

 思えば、目の前の世界は、僕の育ってきた世界とはまるで違う。魔術の存在を知る前にしろ、魔術を学んだ場所にしろ、眼下に広がる荒れ果てた現実にしろ、僕は

 ただ受け入れるだけで、なんらかの影響を及ぼしたことなど何一つなかった。

 。それが僕の運命なのかもしれなかった。

空港についてから4時間経っても、お姉ちゃんは未だやってこなかった。待ち合わせの時間はとっくに過ぎている。今にも止まってしまいそうな古時計が、午後2時を指していた。ダマスカスの市場にいるという連絡を受けたのは昨日の夜のことで、ここから20キロほどの距離だから、魔術を使わずに移動していたとしてもそろそろ到着していていいころ合いだ。

 「なにやってんだろう。面倒なことに巻き込まれてなければいいんだけど」

 いくらこの場所が紛争地帯であろうと、おねえちゃんの命の心配はしない。それはかえってお姉ちゃんのことを傷つけてしまうものだということを、僕は知っているからだ。一応携帯で連絡を入れておこう。

 「もう4時間も待ってますよ、と。きっと人助けでもしてるんだろうけどさ。でも時間にルーズなのはよくないよね!」

そう一人叫びながら、足元に転がっていたよくわからない飲み物の空き缶を蹴飛ばした。からん、という乾いた音をたて、滑走路に面した窓に当たった、その場所からだった。はじめは小さかったガラスのヒビが徐々に広がり、バリン!という大きな音をたて割れたのである。

 「な、なんだぁ⁉」

 そんなに強い力は入れてないはずなのに。熱っぽい空気がロビーの中に流れ込んでくる。唖然とその様子を見ていると、何かの影が蠢いてこちらへやってくるのが見えた。それも、大量に。

 それは、エリマキトカゲの大群だった。

 大量のそれらは建物の柱を登り、次から次へとロビーの中に押し寄せてくる。距離が2mほどになって、僕はそのエリマキトカゲ達が魔術的な強化を施されていることに気が付いた。

 これは攻撃だ、そう思った瞬間、すさまじい瞬発力で一匹のトカゲが襲い掛かってくる。

 何とか身を翻し躱す。後ろの椅子が突進の勢いに耐えきれず、粉々に砕けちった。

 「こんなの食らったらひとたまりもないって」

 普通なら騒ぎが起こってもおかしくない状況だが、誰一人としてこの異常事態に気が付いていない。というか、空港全体が無人そのものだった。どのエントランスにも添乗員の姿は見当たらず、出発を待つ搭乗客もいない。

 「面倒なことに巻き込まれてたのは僕のほうだったのか……」

 お姉ちゃんだったらこんな簡単に罠には掛からなかっただろうに。歯痒さに打ちのめされそうになるけれど、今はとにかく逃げるしかない。事態は急を要している。急転直下の真っ最中である。

 無人の空港を駆け抜ける。後ろにはエリマキトカゲが飛ぶようにして僕のことを追いかけてきていた。

 「南無三、足止めぐらいにしかならないだろうけど」

 肩掛けカバンから簡易術式を何枚か取り出して、二つに折る。奥歯で強く噛みしめ、札を唾液に浸す。

 「万物に宿りし聖霊よ。司者ししゃの盟約に応じ、捻じれ、転じよ‼我に仇なす者の障壁となれ‼簡易召喚インスタント‼来い‼木偶乃坊マッドボーイ‼」

 エリマキトカゲの大群に向かって投げた術式は空中で弾け、散り散りになる。紙片が拡散し、やがて新たな姿を持って敵と対峙した。

 僕が召喚したのは木偶乃坊マッドボーイ。所謂ゴーレムの一種だった。一般的な土のゴーレムとは異なり、木を素材としたものから呼び出すことが出来る。通常のものに比べれば非力だが、30㎝四方の紙から作り出せ、小回りが利く。自分の魔力量が少ない分、物質を転換して術式に変える手段は僕にとって欠かすことが出来ない。

 木偶乃坊マッドボーイはエリマキトカゲの波をどうにか押さえつけていたけれど、きっとそう長くはもたないだろう。自分でいうのもなんだけれど、強度としては紙風船のようなもので、時間稼ぎになれば十分だ。

 「見えた!」

 メインゲートはすぐそこだった。これだけ広大な範囲に術式を広げているのだ。おそらく空港内に限定された空間閉鎖魔術の類だろう。とにかくここから出れば状況は変わるはずだ。

 —――しかし、そんな浅はかな僕の目論見はいとも容易く外れた。

 。出れば、再び入り口に入ったことになっている。

 出口のむこうはもう一つの同じ空間が広がっていた。まるで合わせ鏡に写ったように。

 「そんな馬鹿な。これだけの空間を再現するなんて、どれだけの魔力を消費してるんだ?こんなの過ぎる」

 そう唇を噛んだ時だった。

 「おやおや。史上最も非常識な魔法使いを味方にしておきながらそのような言葉が吐けるとは苛立たしい……よほど死にたいようでございますね」

 ターミナルのメインゲートで立ち往生していた僕を、トカゲ達が再び取り囲んだ。無数の爬虫類の壁の間から、声の主なのだろう、ローマ法王のようなローブを身に着けた男が姿を現した。不自然なほど大きなロザリオを胸の前に掲げ、頭を垂れながら近づいてくる。

 「こんなにも容易く最強の座を戴くチャンスは、きっと一生に一度もないでしょう。己の全てを懸けあなたを捕らえる、あるいは殺す。それは魔術師として当然のおこないでしょう、最弱の少年。それとも、姉君に過保護にされた挙句、現実がみえなくなってしまっておられるのかな?」

 男はそう言ってかぶっていたフードを上げると、白髪の壮年の顔が露になる。目は深く落ち窪み、生気が感じられない。

 「私の名はファン・カストロ・ルカーチ三世。中東聖協会の大司教にして、次の魔術会の頂点に立つものでございます」

 ボソボソと、独白でもするかのような言葉。

 「ご丁寧に自己紹介どうも、と言っても、僕を殺そうとする人間の名前なんて、多すぎていちいち覚えてられませんけどね」

 そう応じつつ、横目に逃げ道はないかと探してみるけれど、進路を完全に塞がれている。

 ゲートをくぐった先の反対側の空間もやはり取り囲まれている状況に違いはなかった。

 「逃げようとしても無駄ですよ、最弱の少年。最早私の勝利は確定したも同然。いくらあなたの姉君が世界最強の魔法使いだとしても、この霊子魔鏡テレスコープの内部に侵入することは不可能。何故ならこれは強い力を持った人間ほど感知できなくなる逆性を持った魔術なのだから。その小さなあなたの命と引き換えに、私は最強を屈服させたという最強の証を手に入れるのです」

 カストロ司教がロザリオを掲げると、エリマキトカゲ達が僕の両方の手首と足首に噛みつき、地面に押さえつけられる。

 「ぐあぁっ」

 情けないほど大量の血が流れだす。身動きを取ろうとすればするほど、細かい牙が正確に血管を引き裂いてくる。

 「神よ。このような運命を私に与えたもうたこと、心より感謝いたします」カストロ司教はロザリオの下のあたりを引っ張り、隠し刃を露出させた。それを高く掲げ、僕の心臓を目掛けて振り下ろす。その目は生気のないものから打って変わり、歓喜と狂気に満ち溢れ歪んでいた。

 「ぐっ……」

 僕が死を意識した、その刹那。

 頭の上のほうで、ガラスが割れるような、鏡が音を立てて崩れていくような音がした。

 その時、僕の目に映っていたのは黒く光る司教の瞳、それから—――『柚希ゆずき――――!!』と僕の名前を叫び、真上から降り注ぐガラス片に混ざって飛び降りてくる、お姉ちゃんの姿だった。


 カストロ司教はエリマキトカゲを身代わりにすることで刃の雨のダメージをいなした。

 「あん?」という言葉から察するに、防御は自動的なものだったのだろう。

 その時、僕はすでにお姉ちゃんに抱えられて、包囲網を抜け出していた。

 あれほど逃げようがないと思われたトカゲの壁を、お姉ちゃんは、文字通りのひとっ跳びで、超えて見せた。

 「た、助かったよお姉ちゃん」

 「柚希、ケガしてない?」

 「ちょっとね」

 お姉ちゃんは僕の手足の流血を見ると、目に涙を溜めて僕を抱きしめた。

 「痛かったでしょう。もう大丈夫だから」

 「あ、ありがとう」

 お姉ちゃんの大きな胸に埋もれそうになりながら、お礼を言う。お姉ちゃんに抱きしめられていると、腕の傷がみるみるうちに治っていくのが見えた。やっぱりお姉ちゃんは柔らかくて最高だ。いい匂いもするし。

 10秒ほどハグをした後、ふぅ、とお姉ちゃんは一息ついた。

 「殺す」

 「いやいやちょっとまって!スイッチ切り替えるの早すぎない⁉」

 「だって!あの陰キャ神父、柚希をこんな目に合わせたのよ?それに一秒でも早く会いたいと思ってシリアの武装組織を0.7秒で壊滅させてさっさと仕事を終わらせたっていうのに……ここにくるまで2分もかかっちゃったんだから!」

 「え?待ち合わせに遅れた分の4時間じゃなくて?」

 「そんなわけないでしょ。私は時間通りに来たわ。その後に空港から柚希がいるここまではちょっと手こずっちゃったのよ。あまりに術式が脆弱で、丸ごと握りつぶしちゃわないように加減するの大変だったんだから」

 なんと、さすがは僕のお姉ちゃんだ。でもそんなこと言ってたら—――カストロ司教は体を怒りで震わせている。ほらみたことか。

 「キイイイイイイイイイ‼このアマァァァ!!こうなったら私が直にお前を殺して最強の座を手に入れてやる!私の勝利は確定しているのだ!この霊子魔鏡テレスコープの中では私を傷つけることは出来ないのだからなぁ!うあははははは!」

 「へぇ。、ねぇ」

 お姉ちゃんはそう司教の言葉を繰り返すと、不敵な笑みをこぼした。

 スニーカーの踵を整え、髪をヘアゴムで一つに纏める。これは、お姉ちゃんが戦う前にするルーティンである。

 この世の因果の逆転、すでに決した勝敗の逆転。世界の法則から愛された乙女に、誰かの意志は意味をなさない。

 「よっし」

 と、ボクサーのように拳をぶつけると、茶色だった髪が一気に真紅へと燃え上がる。その余波が青白い光となってあたりを照らし出した。

 ジーンズのホットパンツと白無地のシャツが、戦闘態勢に入ったお姉ちゃんによく似合っている。

 「さぁてそれじゃ——―白黒ひっくり返しましょうか私の総取りね


 そこから先の展開は言わずもがな。

 圧倒的な質量の前に、司教の魔術は破れ去った。

 混沌は秩序に先んじる。それは、法則を超えた法則だった。

 お姉ちゃんは、例によって命を奪うことまではしなかったけれど、もう二度と僕を狙うことが無いよう、かなり強めの呪いをかけていた。


 「でもどうして僕があの鏡の魔術の中にいるってわかったの?」

 空港の滑走路に小型機が着陸しているのを見ながら、僕はお姉ちゃんに尋ねた。

 「う~ん、本能?」

 「そんな無茶苦茶な」

 「っていうのは半分冗談。柚希はさっき、私が遅れて来たって怒ったでしょ」

 「そうだっけ、いやそうだったね」

 「時計、見てみなよ」

 お姉ちゃんにいわれるがまま、ロビーの時計を確認する。

 時刻は10時5分だった。

 「あれっ、待ち合わせの時間から五分しかたってない」

 「そう、でもね柚希。あなたがくれたメールはちゃんと10時ピッタリに届いたの。で、4時間も待たされてるなんていうから、きっと鏡の中にでも閉じ込められてるんじゃないかなー、なんて思ってさ」

 「それだけで、どうして鏡だってわかるのさ」

 「だって10時を反転させたら14時じゃない。それに鏡の中じゃ時間の感覚が曖昧になるのよ」

 「そういうことだったのか……」

 「それに、空間の複製は鏡を用いればそんなに難しいことじゃないってことも覚えておきなね。自分を大きく見せたい存在はこぞってこんな鏡の魔術を使うのだけれど、その分すぐに壊れてしまうような繊細さもあるから、あのエントランスだけぶち破ってエントリーするのがちょっと面倒だったってわけ」

 「でも、ありがとう。さすがお姉ちゃんだね」

 「いいのいいの、柚希の為ならお姉ちゃんは最強の存在でいられるんだから」

 お姉ちゃんはそういうと、また僕のことをぎゅっと抱きしめるのだった。


 僕のお姉ちゃんは最強だ。

 義理でもなく仮でもなく。血のつながった本当の姉は、今この地球上に存在する中で最も強い生物なのである。

 そしてそんなお姉ちゃんと僕の旅はまだまだ続く。

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