第2話 ワクワクの始まり
今年は母が亡くなって父を引き取った事もあり、夫の実家にお正月は帰省しない事に決めていた。
なのでコミケの日程時に、関東にいる事が出来るのだ。
4日間開催で、入場料がかかるとは言え、この機会を逃したくは無いと思っていたがこの歳になると中々一人で初めてのコミケ参戦する勇気が出ない。
なので名古屋に住む友達に「コミケ行く予定とかありませんか?」と尋ねてみたところ、アッサリ「行く」と言う。
この友達は『私という人間』に書いた、高校の時の先輩でアニメやゲームが好きなのだ。
その先輩の同棲中の彼氏さんもバリバリのアニメ好きなので、二人してくる事になった。
いやー、聞いてみるもんだねぇ。名古屋だしわざわざこないかと思っていたけれど、どうやらお目当てがあるらしい。
その先輩はアイナナ好きなので、2日目に行くのかな?
私はあまり女性向けは得意じゃ無いからなぁ……と思っていたら、彼氏さんの仕事の都合で参加するのは3日目だと言う。
よっしゃ!3日目は男性向けだしラブライブなら私も好きだと思っていたら、先輩達のお目当ては企業ブースらしい。
なんでも、その企業ブースで好きなゲームのオリジナルTシャツを買いたいのだとか。
調べてみたら、秋田書店のブースで大好きな刃牙シリーズのTシャツも売っているらしい。それに色々な企業さんがガルパンやゆるキャンのグッズを出しているみたいだ。
それなら私も楽しめそうだ。
まぁ私はコミケに行ければ、企業ブースでも構わない。
というか同人誌のコーナーは午後からで十分だし、と思って午前中は先輩達と企業ブースの方に行くことにした。
今年はオリンピックの影響で企業ブースは隣の駅の青海会場でやるという事で、私たちはそちらに始発の時間で間に合うように行くという事になった。
先輩達は前日には埼玉のうちの家に泊まりにきて、当日朝4時出発で行く段取りをした。
もちろん、コミケは公共交通機関で行くべきなんだけど、先輩たちは車で来ていてしかもコミケが終わった後、そのまままた車で名古屋に帰らなきゃいけないためビックサイトの少し手前の駅までは車で行くという事になったのだった。
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