あかいみ

想像上の生物を頭に描こうと

ちょこっと生えた

白鳩の羽の行方を追う

とてもあたたかい 足の裏に

刺さった棘が抜けない。


綺麗なお花畑 可愛い小人さん

はみだしちゃった嘘ばかり

明く赤く晴れ上がるように

兎の目頭を押さえ擦りつけた。


ね アンタレス瞬いて、

ほら 夜光虫の妄執に

捕り憑かれ僕らは。

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