塚
灼け爛れて
私を、
視姦する
肥大して魅せた
水棺に、
浮かべた泪達
描き込む 偽りの 美々しさが、
徐々に忘れ去られ
書物から腐り堕ちて、
終い。
底には骨だけを綺麗に遺して
誰も弔うことがない、
塚だけが有ると標す
祖の刻迄浸っていた、
生みに 孵るが 導べ。
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