あけぼの
尾ひれ雲の六角堂に 戦ぎ疲れた孔雀が閃を惹いていた。
壊れたトパーズを寄せ集め創ったもので
幾許も零しては行けない。雨水B魂に絹を張り
嵌め込んだ正面の膿。留まらない鋲に義体して
くるくる踊り 憑涸れた光を避け 闇を懇願す
血痰を捧げ そして 夕陽に孵った。
豪く昔の 誰も咎めない易しい ひ。
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