帰郷
角地を侵食する生垣の蟻地獄
朝日を前に凛として魅せたもの、
太陽の背を舐め 焼け爛れた感情、
花弁を脱っした
射抜いた眼球は涙も出ない
三文芝居の映写機。
剥いて昏れる秘を しまい込んだ
薄紅の痴情。ひとり
砂地に墓を創る方角 蜘蛛の糸、
らくな祈りであるのに、
戸口も叩けなく なさけない ゐろ。
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