しびれ

流出した空耳が蜻蛉玉に瑕疵を与え 悠々と群生する

芒の原の胎動はささやか。

光芒と徐々に暗がりに転じる太陽

恐ろしく 千鳥足を噛ます 秋桜に模倣を倣う興梠に

喰破れている未知は

なだらかに歩み寄り 夜更けに誘う頃、

夢に埋もれる絵本の留め具が外れ 好い声で泣いたと聞いた、

寝言で在ろうか。

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