櫓の影に潜む月明かりの赤ん坊が泣いている

雲一つない夜空の事です。

星すら堕とすほどの輝きを放ったのは

私、なのかもしれない。

何故、気づいてしまったのだろう

「朔」彼方の輪郭を幾度もなぞるけれども

(望)白き光に焼かれてしまった、


鋳型におさまる、つぶらつぶさをかえし

みずにしずめて

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