第27話寵遇、「しなだれて」

寵遇ちょうぐう、「しなだれて」

邪曲じゃきょく反時計回り左開口円らな枷

そぼつ、しめったはこがまえ


毒にある爪の垢、それでも

中二階の端くれに収まりきれない


棕櫚しゅろ葉籠はかご、月桂冠を供え

小春日和の標本を漂白する


狂いもしないライトブルーのレコード

突出したえがおも八重咲きのサンプル


それも、渺渺びょうびょうの遺言か

欲するのか、明日に迎えと。

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