第6話夜の帳に包まると

夜の帳に包まると

私の穢れた血が流れて

はじめて触れたあたたかさに

震えている

小さな押し入れに

押し込められた石棺は

針の筵であった

日常の優しさより苦しく

助けは朝まで来ない、

其れが嬉しかった

私だけの世界なら

自らを抱いて暖を取る

只それは愛と叫べとも

いつまで覆えるか

止まない雨と易しい嘘で


午後3:08 · 2020年1月4日·Twitter for Android

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