第3話常々現れるもの、らくに並べ
常々現れるもの、らくに並べ
鱗雲でもつまみ添え、献上せよ
平凡こそ宝の極み、贅沢な紺青
虚ろ眼差し滅多刺し めで鯛
ヒビ割れ祝いの皿 暁光
彼方はぐい呑みを煽り
随分の時をよっている 荒縄は
小舟に賭けてついぞ眠りに堕ちない
茶番は終わらぬ事 助けは要らぬ物
幸とは何で有れ、私心のみ印す
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