障害ある命の詩

羊毛文学

001 何のために生まれてきたの

とても、とっても疲れて


ふとそんな疑問が生まれてくる


いや正直、本当はいつも探しているよ


こんなに周りを疲れさせて


何のために君は生まれてきたの


君は何かを生み出せるの


与えられるだけ与えられて


誰かを照らす光になれるのかい


君は誰よりも先に向こうへ旅立ってしまうじゃないか


私の今の人生は何なんだよ


そんなの誰にも話せないから心の奥底に仕舞い込んで


でも世界は自ら輝くものしか映さないんだよなあ


君が答えを教えてくれよ


なんのために生まれてきたの


小さな儚い、大切な命


何よりも尊い命


きっと答えは形にならないな

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