便利屋スタッフ見習い
クースケ
第1話 再会
幼い記憶がよみがえる。
私の触れられたくない
淡い記憶 ずっと忘れてたはずなのに
あの日、、、、、
そう、あれは
5.6歳の夏頃、
女の人とすれ違った。
その人は、長い髪、透きとおるような白い肌、憂いをおびた長いまつ毛。華奢な身体つき。それでいて、凛としてて…
子供の私でさえ同じ人間と思うまでに
美しいと思った、
視線を下げた時
その女性が
小さい子を連れて歩いている事に初めて気がつく。
自分と同じ年ぐらいの?男の子?
その子も綺麗な顔立ちをしていた。
(間違いなく親子だ)
ふと、その子が私の方をむき目が合った
しばらくその時間が続き、
そして、その子の口元が緩み
口から「ブス」と攻撃的な言葉を大声で私目掛けて投げかけた。
「えっ?何?」とっさに声が出た
(が、何が起きたか思考が追いつかなかった。)
なんで、知らない男の子から?と、
疑問が湧き
気が付いたら
「なんでそんなこと言うの?」
と口が動いていた。
母親「ごめんなさい。ほらアンタも」
こんなにかわいい子になんてこと言うの。
失礼でしょ」
男の子は、不貞腐れたように
ほっぺを膨らませ、そっぽをむく。
フォローのつもりなのか?
母親が何度も、何度も謝ってくれた。
私は、高校生になりそれなりに充実した
生活をしていた。
私の名前は美志田 里香
特技は特にない。趣味もこれと言ってない。
唯一有るとすれば、、、友達と遊ぶことかな?
何事も無く過ごせると思ったのに
あいつがくるなんて
いつものように1日が始まる。
(キンコーンカンコーン)
朝のチャイムが鳴り響く
その時「ガラガラ」と教室のドアが開き
樫野 フミ (担任)が教室に入ってくる。
突然 彼女は口を開いた
「えー、早速で悪いんだけど、
みんなに紹介したい生徒がいます。」
「入って」
その声と共に
初めてみる男子生徒が不機嫌そうに下を向き
、教室に入ってきた。
彼を見た途端、ほぼ全員の女子生徒の
キャーという奇声が教室中を飛び交った、
まぁ、無理もない
それもそのはず
その容姿は180センチぐらいあり、
モデル体型並み それだけでも目を引くが、
それに加えて肌が白く、日本人離れした顔立ちは、「カッコ良い」その一言に尽きた。
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