友軍に襲われ名を捨てた黒き人形兵器(ドール)は、自身を壊そうとしたかつての友軍の処刑命令を受けて……その復讐の果てに、何を見るのか。
この作品は、人ではない、けれど物とも言い切れない彼女の、淡々とした……されどどこか感情が覗くような口調で語られます。
どこか西部劇のような荒涼とした雰囲気を持った、SFとダークファンタジーが融合したかのような……読むと“感情”というものがドールである彼女達にとって救いか否か。
そして指揮官とドールの絆のありようなどを切々と考えずにはいられない、ぜひ長編で読みたいと思う作品です。
あなたもぜひ、ご一読ください。