あらすじ 続き
エメル・ド・エトランゼは任務を遂行、メディア王の要請で奪われた芸術品を取りもどす事に成功したが、その芸術品は生きた人間だった。
過去に生きていた画家の魂を保存し、幽閉されていた。
魂はクローン体に漂着され、現世に戻ったが、問題があった。
画家は死ぬが、死ぬ前に作品を描き残「させる」事がエメルの新しい任務だった。
画家は裸婦画専門で、エメルの裸体を描きたい、彼女じゃなければ、何もせずに死ぬ、とメディア王を脅迫する。
解き放たれ、クローン体に移植された魂は移植の過程で問題があり、代行者が常に取り立てに来る。エメルは「芸術品」である少年を護衛しつつ、作品完成に尽力し、完成物をメディア王に捧げなければならない。
非合法の世界で殺しやスパイ、国の裏っかわで、国家元首の言う綺麗ごとを実現するために汚れ仕事を請け負ってきたが、自分の裸体が名画家の手で描き残され、まかりまちがえば、それが美術館などで自分の死後も永久に展示されかねない事に怒りと恐怖を覚えていた。エメルは「芸術品」を別の誰かで代用するように説得すべく、任務に入っていく。
「作品完成後は日本の第一回国際芸術博覧会にて発表する予定だ、それまでに間に合わせろ」
メディア王の非常な要求が、彼女を困惑させる。
「冗談じゃないッッ!!!」
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