第3話 日常?
ちょっとした問題もありながらも、私は帰路についたのだった…
「いや~今日の体育疲れたねー」
楓が途中から話かけてきた。
「……」
「葵?どうしたの?具合でも悪いの?」
はっ!
「ごめんごめん!大丈夫!で、なんの話してたんだっけ?」
私は今後の事を考えるのに忙しくて、全然話が頭に入らなかった。
「葵、今日なんだかいつもとどこかが違う気がするなぁ~」
楓が私に顔をここぞとばかりに寄せてきた。
「いやぁー…なにも」
私は必死にポーカーフェイスをかました。
「ほうほう、なるほどなるほど、そういうことですねぇ、はい、完全に理解しましたよぉ」
楓がどや顔をかましてきた。
や、やばい!もしかして……ばれた?
すると楓が
「もしや!好きな人ができましたね!!」
ずこーーーーー
やっぱ楓には一生ばれなさそう。
「ば、ばれた?やっぱ楓には、ばれちゃうかぁー」
私はこのまま好きな人がいるということにしたほうが楽だと思い、普通に嘘をついた。
この世にはついていい嘘と、悪い嘘がある。
これは、いい嘘。という事で嘘をついても
オッケー!
すると楓が、
「ねえ、ねえ、誰々?おーしーえーてー
よー!」
「な・い・しょ!」
「えーもう!いいじゃん!もう、いけずだなぁーー」
そうしてこうして、じゃれあっているうちに家に着いた。
「はぁー疲れたー。早く休もー」
そうしてドアノブをにぎ…
「おっとっと、ここで力を入れすぎて、やってしもたーみたいなオチはつまらんつまらん」
結構、力を制御するの慣れたかもなー
そう思ったとたん、バキ!
なにかが壊れた音が聞こえた…
私は恐る恐る音の出所に視線を向けた。
すると、ドアの鍵をかける部品がなんと、見るも無残な姿に…
「やってしもたー」
すると、廊下の奥から私のお母さんが来て…
「おかえ…」
お母さんは心なしか顔が青ざめていた。
ですよねー
私は必死に言い訳をした。
「鍵なんか寿命みたいだねー。あはは、あはは、いやぁー困っちゃいますねぇー」
すると、お母さんが
「そ、そうなんだ?」
しばらくの沈黙の後に
「あっ、私ちょっと疲れてるから横になってるね」
「あ、わかったわ。」
そして私は、自分の部屋に真っ先に突っ込んでいった。
そしてベットにダイブし、
「あーー、ほんっっっとに疲れたぁぁぁーーーー。あの魔法使いぜってえー許さん。」
「はぁー、眠いなぁ。」
すると、突然目のまぶたがだんだんと重くなってきた……
「んなあ!寝てしまった!」
時計を見ると、もう12時過ぎを告げていた。
「やっべ、めっちゃ寝ちゃった……」
まあ、幸いなことに明日は土曜日、休日だ。
「このまま寝ーちゃお」
そして、私はまた夢の国に戻ったのだった…
すくぅ~るらいふ? カフェラテ @dopper
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。すくぅ~るらいふ?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます