この雪を見ていると貴方と初めて出会った時の事を思い出すの

一ノ瀬 彩音

第1話 夫婦

私は既婚者で夫もいて夫婦なんですけれど、夫とはいつも円満で

喧嘩もしなければ何もありません。


私のお名前は水無早苗ミズナシサナエ

年齢26歳で専業主婦です。


夫のお名前は水無明人ミズナシアキト

年齢26歳でサラリーマンです。


明人は今日お仕事がお休みで一緒に何処かへ出かけようかと

お話しているのですけど、行き先の候補がありません。


私も明人と一緒に何処かへ行きたいのは山々ですけど、今は

季節が冬でしかも雪が降っているという事なので外出したくない

というのが本音です。


ただし、明人が私の方を見てて外出したいという顔をしているので

そうもいってられません。


そこで私は明人に何処へ行きたいのかを相談しようと思います。


「ねぇ、明人は何処に行きたいの?」


「ラブホテル」


「えっ、ラブホテル?」


「冗談だ」


「もうっ、真剣に答えてよ」


「悪い、悪いな」


「何処へ行きたいの?」


「この家から近くの公園でいいよ」


「うん」


「早苗もそれでいいだろ?」


「ええっ、いいわよ」


早速、私と明人は外出するために準備しているのですけど、

私が準備しているというのに明人は私に抱きついてくるのでした。


「あ、明人、どうしたの?」


「早苗に抱きつきたくてな」


「そうなのね」


「早苗は本当に立派な妻だ」


「いきなり何なのよ」


「褒めているんだよ」


「あ、ありがとう」


「それにしてもいい匂いだ」


「何しているの、やめて」


「早苗、大好きだ」


「私も大好きよ」


私と明人はキスしているけれど、そのキスで私はドキドキしてて

恥ずかしいけれど、それでも私は幸せだなって思います。


私と明人は準備が終えると外出して近くの公園まで行きますけど、

公園に到着すると私はある事を思い出します。


明人と出会ったのも確か雪が降っている日でした。


どんな思いでかというと、恥ずかしいのであんまり思い出したくないです。

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