9周目 あらすじ・人物・設定まとめ

※小説執筆のためのメモ書きです。時々、加筆修正していきます。

第143話~第178話に登場した人物、設定についてをまとめています。


これまでの内容をまとめているだけなので、読み飛ばしても大丈夫です。




*********9周目のあらすじ*********




青柳理人は現代の、ダンジョンとモンスターが存在しているような世界に転生した。

ダンジョン最下層には、何でも望んだことを叶えてくれるという夢のようなアイテムが存在するということを知った理人。


迷宮探索士となりダンジョンを攻略して、願いを叶えてくれるというアイテムを手に入れる。それを使って、転生の謎を解明しようと考えた。


学校に通いながら、色々なトラブルに巻き込まれて結果的に最速で迷宮探索士の試験を受けることに。無事に資格を取得することに成功する。理人の前世を知っている、同じく転生してきたというネコとの出会いもあった。


仲間も出来て、絆を深めていく。


ついにダンジョン最下層へ到着して、宝玉と呼ばれる願いを叶えてくれるアイテムを入手した理人。早速使用してみたところ、転生の謎に関係するのかもしれないと思う光景を目撃する。


転生を繰り返す謎について、その原因の一端を掴んだ。けれども、転生の謎について全てを明らかにすることは出来なかった。むしろ、謎は深まるばかり。


転生の謎を追求することは一旦諦めて、迷宮探索士としての活動に集中することに。生まれ育った自分の国だけでなく、世界各国を巡ってダンジョン攻略に勤しんだ。


理人がリーダーを務めているパーティーのメンバー達は、数多くの成果を認められてダンジョン・マスターと呼ばれるようになっていた。


それからも迷宮探索士としての活動を続けて、迷宮探索士として語り継がれるような伝説を生み出し続けた。


彼らは66歳になるまでの50年間、迷宮探索士として活動を続けた。


そして遂に寿命を迎えた理人。妻の白砂猫に再会の約束を交わしながら別れを告げて最期を見送られながら、次の人生へと旅立っていく。




*********登場人物*********



青柳理人あおやなぎりひと


一般家庭の一人息子として生まれた。兄弟は居ない。


中学を卒業したあと、迷宮探索士を目指すための学校に入学する。

心配性の両親を少しでも安心させるために、危険だと言われている戦闘科ではなくて支援学科を志望して、学校に入学した。

1年生の頃から、学年最優秀の成績を収める。


在学中に特例で迷宮探索士の試験を受けることになり、合格をした。他の学生よりも一歩先に、資格を取得することになった。その結果、迷宮探索士としての実力を認められる。先生と一緒に混ざり生徒を指導するなど、普通の学生らしくない学生生活を送った。


学校を卒業してから1年間、ほとんど休み無く迷宮探索士として多くの依頼を受けて働き続けた。迷宮探索士として依頼をこなし、実績を積んで安定した地位を築く。


1年後に準備を終えて、目的だった宝玉を手に入れるためにダンジョン攻略を行う。

その結果、約230年ぶりにダンジョンの最下層に到達したパーティーとして有名になった。


世界各国からの依頼も受けるようになり、ダンジョン・マスターと呼ばれるように。迷宮探索士として名誉あるアルゴスティック賞の最優秀賞も、受賞する。


数々の偉大な功績を残して、100歳を超えた時に大往生を遂げた。




・これまでに主人公が習得してきた能力


《言語能力》(どんな言葉や文字でも理解できる。しかし、実態は不明)

《魔法の知識》(異世界ファンタジー・魔法の世界)

《火の素質》(火に関係する魔法を習得するスピードが早くなる。火に関する魔法を使用する時には、威力がアップする)

《身体強化の魔法》(体の中の魔力を全身に纏って、身体能力をアップさせる)

《剣術の知識・達人》(剣を扱う技術がある)

《弓の知識・熟練》(弓を扱う技術がある)

《槍の知識・熟練》(槍を扱う技術がある)

《斧の知識・熟練》(斧を扱う技術がある)

《騎乗・上級》(馬に乗るための技術が)

《馬の知識・中級》(馬を育てたり、世話するための知識が豊富である)

《ナジュラ流戦闘術・達人》(体1つで戦い抜くための武術。身体能力がアップする効果がある。素手による格闘術として分類される)

《ナジュラ式性技・熟練》(ナジュラ族で代々受け継がれてきた、女性を悦ばせるための知識と技術)

《魔力コントロール・達人》(体の中に存在している魔力をコントロールする技術がある。魔力を全身に行き渡らせることは可能で、体の一部分に魔力を集中させる事も出来るようになった)

《指揮官》(部隊をスムーズに指揮することが出来る)

《農業の知識・熟練》(農業に関する知識と経験が豊富で、種を見ただけで育て方が分かる。未知の植物に関しては、予想ができる)

《料理の基礎》(家庭料理を作ることが出来る。料理をする時に使う、道具の名前、作り方を知っている)

《魔力付与》(物質に魔力を付与することが出来る)

《発明家》(新たなアイデアを閃きやすくなる)

《教育・中級》(人に何かを教える時、わかりやすく説明することが出来るように。対象の成長を促進する)

《ポーションの知識・初級》(初級レベルのポーションを作成することが可能。ポーションを使用したときの効果をアップする)

《明鏡止水》(心を落ち着かせる方法を熟知している)

《気配察知》(周囲の生き物の存在を感じ取ることができる)

《危機回避》(自分に危険が迫ると、直感的に感じ取れるようになる。第六感のような感覚)

《アイテムボックス》(容量は一人分の食料を一年間ぐらい保存できるぐらいの量)

《回復魔法》(魔力を使って自分や他人を回復する。古傷や重い病気は治せない)

《魔法の知識》(異世界ファンタジー・勇者の世界で利用されている魔法の使い方)

《ボディーランゲージ》(身振り手振りで、相手に意思を伝えるのが得意になる)

《勇者》(ステータスがアップする)

《操縦技術・熟練》(人型二足歩行のロボットを操縦する技術)

《空間認識能力・熟練》(三次元空間における物体の状態や関係を、すばやく正確に把握することが出来る)

《整備技術・上級》(触るだけで機械の仕組みを理解して、故障を直す方法について頭に思い浮かんでくる)

《機械工学・上級》(設計図を見なくても、原理を理解して作成することができる。高度な機械を作り出す事が出来る)

《物理学の知識・中級》(物理現象について知っている。宇宙で起こる様々な出来事や、自然の法則を理解できる)

《消耗軽減》(アイテムの消耗を抑えられるようになる。耐久力が高い素材の場合、性能が低下しない)

《化粧技術》(化粧品の成分、使い心地等を理解出来る。メイク用品を使う時に、より良い仕上がりにすることが可能。また、化粧品の成分を組み合わせて新しい効果を生み出すことも出来る)

《美容ケアの知識》(美容ケアの方法や知識が豊富。肌の手入れをする際に、より質の良い仕上がりにする)

《ファッション(女性)》(女性向けの服や下着、アクセサリーなどを身につけた時に、より似合うコーディネートが出来る)

《女性との接し方・達人》(女性が求める行動、気持ちを理解する。女性からの好感度が上がりやすくなり、告白される確率が上がる)※レベルアップ!

《リーダーシップ》(集団をまとめるために必要な知識や技術を学べる。カリスマ性があり、人を惹きつける魅力が増す)

《交渉術・熟練》(相手と交渉する際に、自分の要望を上手く伝えて、相手の希望を聞き出すことが得意になる)

《商売上手》(お金を稼ぐ才能がある。商人として活動する時、利益が大きくなる。商談の際、相手が提示した金額よりも高く売れる可能性がアップする)

《調理技術・熟練》(料理の腕前がプロ級。料理人として活躍できるレベル)




・今回の転生で主人公が習得、レベルアップした能力一覧


《ダンジョン知識(現代編)》(現代のダンジョンについて、豊富な知識を持つ)

《ダンジョン野営術》(ダンジョンで安全に過ごすための方法と、効率的なアイテムの使用方法が分かる)

《4人組パーティーの連携・戦闘技術》(4人での戦闘技術の向上。経験値の分配がされやすくなる)

《4人組パーティーの連携・野営技術》(4人での野営時に快適で安全な環境を作ることが出来る)

《依頼交渉術・熟練》(依頼の交渉の際に、相手から好条件を引き出して自分の有利な交渉に持ち込む)

《気配察知・ダンジョン》(ダンジョン内に存在する生物の存在に敏感になり、気配を感じ取ることができるようになる)

《遠目・熟練》(遠くのものが見えるようになる。肉眼で見える距離よりも、遠くのものをハッキリと認識できる)




・アイテムボックスの中身

カテリーナの形見である指輪のアクセサリー


機体のエンジン

コックピット・モニタ

機体装甲金属の一部


カレンとお揃いのアクセサリー

両親の形見(父親、産んでくれた母親の礼奈、育ててくれた母親の朋子)

数百万円分の貴金属類

世界中で集めたスパイス

調理済みの料理

一人分の食材約1年分

過去の記憶を整理して、書き出した日記ノート


ダンジョン野営道具

『ダンジョンの攻略について』著者・青柳理人

大剣・白砂猫装備

青柳家の家族写真アルバム

ダンジョン素材(未整理)




*********9週目に登場したキャラクター*********




青柳草平あおやなぎそうへい


主人公リヒトの父親。ごく普通のサラリーマンをしている。

非常に心配性な性格である。



青柳静葉あおやなぎしずは


主人公リヒトの母親。専業主婦をしている。

非常に心配性な性格である。



管原団十郎すがわらだんじゅうろう


主人公リヒトの通うクラスで、担任を務める人物。


迷宮探索士としての資格を持ち、20代の頃は戦闘職で活躍していた。

35歳の時に大怪我を負って戦えなくなってしまい、一線から退いだ。

その後、10年間ほど学校の先生として生徒を育てる仕事を務めていた。


迷宮探索士の仕事から離れた後も、毎日のトレーニングを欠かさなかった。

男らしく鍛えた見事な戦士の体を持つ。



白砂猫しらすなねこ


学校で、ダンジョン攻略パーティーを組むことになった戦闘職の美少女。


普段は感情を失っているかのように反応が薄く、物静かな女の子。

しかし、戦闘能力は非常に高い。戦闘科で、トップの成績を取り続ける猛者。強くて美しく、神秘的な彼女は学校での評判がものすごく良かった。


フェリスという人物の記憶を引き継いで、生まれ変わった女性であることが発覚。

転生先で再会したリヒトと結婚。息子を2人、娘を1人の計3人の子供を持つ。


理人が逝ってから半年後、彼女も後を追うように亡くなった。



大内久美おおうちくみ


青柳理人が学校で、ダンジョン攻略パーティーを組むことなった戦闘職の女子生徒。


戦闘科の生徒だったが、理人たちとパーティーを組んだことによりアイテムでの回復や後方からの援護攻撃など、サポート的な役割で仲間たちを支援した。


学校を卒業後も理人とパーティーを組んで、迷宮探索士として活躍した。


後に、青柳理人と白砂猫が転生者であるということを知る。

ダンジョン最下層に辿り着いたことのある迷宮探索士の1人として知られる。


その後、田中宗和と結婚して娘3人の子供を持つ母親となる。



田中宗和たなかむねかず


ダンジョン攻略パーティーを組むことになった、戦闘職の男子生徒。


戦闘科の生徒だったが、理人たちとパーティーを組んだことにより偵察やモンスターとの戦闘に加わったりして、オールラウンダー的な役割で活躍した。


後に、青柳理人と白砂猫が転生者であるということを知る。

ダンジョン最下層に辿り着いたことのある迷宮探索士の1人として知られる。


大内久美と結婚して、良き夫となる。



高木たかぎ


主人公が組んでいるパーティーを解散させようと企んで、田中を騙してダンジョンに連れ込んだ者たちの一人。


そこそこの戦闘技術があるのを見込まれて、生き残って地上へ帰るためにと主人公に指導された。その結果、大きな成長を遂げる。


迷宮探索士の試験を無事合格して、迷宮探索士の免許を取得した。それから青柳理人の信奉者となって、性格がガラッと良い方向へ変わった。理人に関わるような話題になった時だと、少し面倒な性格になる。



鈴木すずき


主人公が組んでいるパーティーを解散させようと企んで、田中を騙してダンジョンに連れ込んできた者たちの一人。


索敵能力が高いのを見出されて、高木と同じく主人公に指導される。そして、大きな成長を遂げた。


迷宮探索士の試験を合格して、免許を取得した。高木と同じく、青柳理人の信奉者となってから、性格がガラッと良い方向へ変わった。



溝上みぞかみ

元迷宮探索士で、50代なかばの中年男性。ニュースのコメンテーターとして出演。青柳たちのパーティーの実力を疑い、批判的なコメントを発した人物。


白髪に、シワの入った顔。年齢よりも老けて見えるような容姿をしている。


迷宮探索士としての能力は低いが、コネを駆使して色々なパーティーに加わり成果を残してきた。35歳の時、1週間の入院が必要な怪我を負って戦うことが怖くなり、引退を決意する。


現在は迷宮探索士の人材育成に携わりながら時々、番組などに出演して元迷宮探索士という立場からコメントした。だが、どちらの仕事ぶりもあまり評判は良くない。




*********小説設定・名称*********




・ダンジョン

世界中に全部で869箇所あると記録されている。そしてまだ、未発見のダンジョンも存在していると言われている。


日本には23箇所あって、厳重に管理されている。無断で侵入することは、非常に困難である。



・迷宮探索士

ダンジョンに潜って、アイテムを地上に持ち帰ることが主な仕事。その他に、内部に生息しているモンスターの討伐なども依頼された内容によって行う。


日本では、弁護士や会計士のように、「士業」と呼ばれる専門的な資格職業に含まれている職業である。


ダンジョンに落ちているアイテムは、どれも貴重。モンスターとの戦いなど、非常に危険な職業だと言われているが、それに見合った給料を稼ぐことが出来る。


小学生の、将来なりたい職業ランキングでも毎年1位を獲得するほどの、人気のある職業である。


日本には現在、1万5千人もの迷宮探索士が活動していると報告されている。



・宝玉

願いを叶えてくれるアイテムとして有名。

ダンジョンの最下層で入手できる。

手に持って、願い事を頭の中で唱えながら握ると発動すると言われている。


別名、願い玉、デザイアストーン、エルピス・ペトラなど。



・ダンジョン・マスター

世界中で活躍していた理人たちの二つ名として、呼ばれるようになった。


その後、誰もが認める偉業を成し遂げた迷宮探索士に贈られた称号となった。理人の子供たちが、その称号を受け継いだ。



・アルゴスティック賞

4年に1度の頻度で行われる、迷宮探索士の活動や成果を讃えるための催し。

受賞すると、迷宮探索士として一生の誇りとなるほどの名誉が与えられる。


青柳理人が最優秀賞を受賞して、次に行われた時には白砂猫が同じく受賞した。後に青柳理人とネコは殿堂入りを果たす。


大内久美と田中宗和もサポート部門などで受賞を果たした。


賞の名前の由来は、最古のダンジョンが存在したと言われている古代ギリシアの都市国家であるアルゴスから名付けられた。

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