妹が美少女なんて反則だ！ ライバル多しでハーレム状態に⁉︎ 俺はドキドキが止まんねえ💓！

第15話 俺の周りは修羅場が多いな

次の日、高校に行ったらいきなり美香の質問攻めにあった。

「ちょっと快斗、あの子なんなのよ〜」

「な、何って言われても・・・ 俺の彼女かな？」

「なんで初対面なのに彼女になってるのって聞いてんのよ」

「そ、それは・・・ 成り行き？」

「成り行きなんかで彼女決めちゃうわけ？」

なんか美香めっちゃ怒ってるなぁ。仮とはいえ俺に彼女がいてもいいだろう。

「な、なんで怒ってるんだ？」

「べ、別に・・　怒ってんじゃないわよ」

いや、明らかに怒ってるだろ。俺のことを心配してくれてんのか？美香に限ってそれは無さそうだが。

「快斗君は私の彼氏よ。何か文句でもありますの？」

俺たちが言い合っていると結衣が現れた。まさにグッドタイミング。さすがだな。

「第一あなたは快斗くんと付き合う気はないのでしょう。だったら別にいいんじゃなくて」

「うっ。それは・・」

確かにそうだ。美香が俺にこだわる理由は全くない。ただ幼馴染みってだけだろ。

「では遠藤さん。今週の土曜日と日曜日でどちらが快斗くんにふさわしいか勝負をしましょう」

「どうやって？」

「土曜日は私が、日曜日はあなたが快斗君とデートをするのです」

急に結衣がとんでもないことを言い出した。いや、それはちょっと無理あるだろう。美香もそんな挑戦受けないと思う。てか俺が彼女選ぶとか無理だから。

「結衣、さすがにそれは・・」

「いいわ。受けて立つわよ」

おいおい、なんでこうなるんだよ。この展開そろそろやめてくれよ。俺のメンタルもたないだろ。

「では週末を楽しみにしているわ」

結衣はそう言いながら去って行った。結衣は冷静だなぁ。美香にそんな勝負持ちかけるなんて、そんなに自信があるのか？

「おい、美香。だいじょ・・」

「うわ〜ん、快斗〜　勝負OKしちゃったよ〜」

美香を見ると泣きかけていた。なら勝負を受けるなよ。

「大丈夫だ。俺はデートなんかで彼女を決めたりしねぇよ」

「ほんと？」

「ああ、本当だ」

「それならよかった〜」

そりゃそうだ。デートなんかで決めたらどっちかと付き合わなきゃいけねえじゃねぇか。それは無理だろうなあ。

「私はデート楽しみだけど」

「ん？何か言ったか？」

「別に何も」

また怒ってる。俺って無意識に何かしてるのかな？ちょっとショックだ。それにしても連日2人とデートするのか。この前あかりにあんまりイチャイチャするなって言われたばかりなのになあ。大丈夫かな？別にバレなきゃいいと思うが。

「キーンコーン、カーンコーン」

「じゃあ今日はこれまで。解散！」

はぁ〜　やっと帰れるな。今日はなにかと疲れた。そういえば美香がライバル登場とか言ってたけど何のことだろうなあ。

「ただいま〜」

俺は玄関に入った。すると、

「お兄ちゃん、週末デートってどういうこと⁈」

「・・・・」

なんでこうなるんだ〜〜〜！