魔女との対決
ゆっくりとドアを押し開ける。笑い声が聞こえてきた。勢いよくドアを開け弓を構えた。
「なぁんだ、ヤナリーじゃないのね…よそ者がなんの用かしら?」
弥生は、タリニヤと交わした契約を解かない限りお前を倒すと答えた。その刹那、魔女が叫ぶと弥生は植物のツタに押さえつけられてしまった。
「弥生!ど、どうしたらいいんよ…」
「いい、やれ…やれ!羅美!!」
弓を構えた。矢を放つ魔女になかなか当たらない、それどころか魔獣が部屋中に現れていた。
「ふふ、それだけで私を殺るつもりだったのかい、ははは、無理があるな、大人しく帰れば見逃してやろう。」
バンッ!!!!
何が起きたか分からなかった。魔女が赤い液体をダラダラと零しながら、あ゛あ゛…と言っている。弥生の方をみると、ルナルドにもらった銃を放っていた、煙が銃口から出ている。
「よくも、やっ…たな…」
今だナイフで動けないように手の甲を地面にさせ!そう叫ばれて急いで倒れた魔女の手の甲にナイフを刺した。ノコギリにもなるといっていたが、たしかに骨をガリガリと削り地面に突き刺すことができた。咄嗟に持ってきていたバッグの中からこした廃油を魔女にかける。火炎放射器を構え、一気に焼き尽くした。魔女の悲痛な叫び声は消え、灰になって崩れていった。ナイフを抜き取り、弥生に巻きついていたツタを切る。
「羅美、よくやってくれた…ありがとう。街に、帰ろう。」
あっという間に終わった、そう思っていたが帰りに唖然とした。魔女の力で出来ていた森が消えてない。
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