金博洋×ミニマル詩
余計なものを削ぎ落とす
いらないものを捨てて
極限まで切り詰めて
残ったものは
本当に必要な要素だけ
それを抽出して
繰り返し繰り返し
何度も何度も
身体中に染み込ませる
そうして出来た
宝石のような「技術」を
楽譜の上に
存分に散りばめていく
拍手の音さえ
装飾になる
単純なれど
難解で深遠な
僕の創り出した芸術
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