ケビン・レイノルズ×カシス詩

ただ酸っぱいだけの自分を

見せつけてやろうと


黒く小さく泣いていた

その実が弾けて

迸る赤紫の激流


何にでもなれる

どうにでもなる

ただ酸っぱいだけの自分は

望むままに変化する


一筋縄じゃいかないよ、この俺は

甘いだけが果実じゃないのさ


カシスオレンジの夕陽を

ごくりと飲み干した

身体の中で燃える赤

俺の名前は黒房酸塊

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