ケイトリン・ウィーバー×宇宙飛行詩

球体のようなヘルメットと

ごわごわの分厚い白服に覆われ

前転し、後転し、側転して

雲をつかむように

わくわくと漂った


窓の外には

青白い岩石

赤い氷塊

緑のフラッシュが散り

私の瞳も輝いた


ソ、ソ、レ……

異世界らしい音をたて

地球らしい星に

轟々と接近する

鼓動もつられて高鳴る


扉の向こうに人影

彼は私を歓迎した

強い重力に導かれ

私は彼に迎えられた


未知なる宇宙の旅をして

今、胸の中に抱けるのは

好奇心と「おかえり」の温もり

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